ニュースリリース

経済産業省補助事業におけるエネルギー管理支援サービス事業者として採択

ー EMS導入を通じて総合的な省エネ化を提案 ー
2014年06月05日

 当社は、経済産業省が今年4月に公募した「平成26年度エネルギー使用合理化等事業者支援補助金」(以下、本補助事業)において、この度、EMSを導入した事業者に対して、エネルギー管理支援サービスなどを通じて省エネ事業を促進する「エネルギー管理支援サービス事業者」(以下、エネマネ事業者)に採択されました。今回の採択を機に、工場や事業所の省エネ化に向け設備更新等を検討する事業者にEMS導入を勧め、当社グループにおけるエレベーターや空調、照明などの省エネ化を促進する設備と合わせた総合的なエネルギー管理を提案していきます。

 本補助事業では、これまで中小規模の事業所を中心に促進してきたEMS導入による省エネ化について、対象が大規模な工場や事業所などの施設にも拡大されたほか、照明や空調など省エネ化を促進する設備も対象になります。施設のオーナーである事業者は、当社製EMSを導入することで、既設設備・システムの省エネ化に伴う改修費用の2分の1の補助金を受けることができます。

 当社グループでは、コミュニティソリューション事業として、ビルや工場などの施設向けに、エネルギー管理システム(EMS)をはじめ、エレベーターや空調、照明事業などの事業を展開しています。今回、本補助事業における「エネマネ事業者」として採択されたことで、今後施設オーナーに向けて、EMSのみならず、当社グループの製品群を総合的に提案することで、施設の省エネ化に貢献するとともに、コミュニティソリューション事業の強化を図ります。

注 EMS(Energy Management System):ビル向けのエネルギー管理システム

当社製EMSの特長

(1)「快適制御機能(PMV制御)」

 人の快適な空気条件を一定に保つように最適温度を随時算出・更新しますので、居室の快適性を損なうことなくエネルギーの無駄を省きます。

(2)「見える化機能」

 クラウドサービスを用い、お客様のパソコンから専用サイトにアクセスすることで、電力使用量の推移などがわかります。

(3)「デマンド制御機能」

 30分後の消費予測電力が契約電力を超える可能性が発生した場合、予め指定された機器を停止することができます。

(4)「空調機器制御機能」

 事業所における電力使用量が大きい空調機のON/OFF、または容量を制御することで、設定された上限温度を超えることなく、快適性を維持します。

(5)「遠隔管理機能」

 EMSに関する専用の担当者を現地に置く必要がなく、遠隔から事業所の電力使用量を管理できます。

(6)「画像センサ応用空調・照明連携制御機能」

 多機能画像センサを用いた高度な画像認識技術は、赤外線センサなど従来の人感センサより検知範囲が広く、単なる人物の在/不在だけではなく、おおよその在室人数や活動量まで把握することができます。これにより、空調・照明への連動対応など、きめ細やかな省エネルギー制御ができます。

本補助事業のスキーム(イメージ図) 

 
本補助事業のスキーム(イメージ図)