ニュースリリース

特別企画展「藤岡市助ものがたり」開催について

当社創業者である藤岡市助にちなんだ展示会として過去最大規模の約100点を展示
2015年01月14日
藤岡市助ものがたりチラシ画像
藤岡市助ものがたりの主な展示品



 当社は、1875年の創業から今年7月で創業140周年を迎えます。これを記念し、当社創業者のひとりである藤岡市助ゆかりの品々を展示する特別企画展「藤岡市助ものがたり-No.1を創ってきた男-」を東芝未来科学館(神奈川県川崎市幸区)で2月2日から開始します。展示品は約100点にのぼり、日本各地に点在する藤岡市助に関わる展示品を集めた展示会としては過去最大規模となります。

 本企画展では、岩国学校教育資料館*、岩国徴古館、山口県立山口博物館、電気の史料館、電気の文書館、国立国会図書館、東京大学などから貴重な収蔵品を借用し、通常同じ場所での同時展示がかなわない品々を展示します。本企画展を通して、当社の前身である白熱舎誕生の背景や当社に受け継がれている技術、また、人々のため、社会のために正しいことを尽くすという藤岡市助の「至善」の精神を伝えます。

特別企画展 「藤岡市助ものがたり」概要

展示期間:2015年2月2日(月)~5月31日(日)
      (ただし、2月2日(月)は13:00から特別開館)

開館時間:10:00~18:00(平日)
     10:00~19:00(土日祝)
      (休館日:月曜日および5月12日・13日)

展示場所:東芝未来科学館 企画展示室

展示内容:
 国産初期の白熱電球(実物、東芝未来科学館蔵)、日本初の発電機(複製、実物は東京大学蔵)、日本初のエレベータ(模型、東芝未来科学館蔵)、藤岡式白熱電球(複製、実物は岩国学校教育資料館蔵)、デュボスク式アーク灯(復元、東芝未来科学館蔵)、徳川家康より拝領した家宝の扇(実物、岩国学校教育資料館蔵)などの歴史的資料のほか藤岡市助の愛用品(実物、岩国学校教育資料館)など約100点を展示します。

藤岡市助とは

 藤岡市助は、1857年(安政4年)に山口県岩国で生まれ、大学で当時最先端の電気工学を学び、生涯を日本の電気事業の発展に大きく貢献した人物です。日本初の白熱電球、発電機、送配電網の整備、電鉄事業の推進、エレベータの開発などを手掛け「日本の電気の父」と呼ばれています。また、教育家、起業家としても活躍しており、1890年(明治23年)に設立した「白熱舎」は後に芝浦製作所と合併し、現在の東芝に至ります。今年は当社の創業140周年に加え、この白熱舎の創業125周年にもあたります。

東芝未来科学館について

 東芝未来科学館は、川崎駅近隣の当社のスマートコミュニティセンター開所に伴い2014年1月31日に当センター内にリニューアルオープンし、今月末で1周年を迎えます。前身となる東芝科学館は、1961年11月15日に、東芝創業85周年の記念事業の一環として開設され、企業博物館の草分け的存在として長年地域社会に貢献してきました。
 東芝未来科学館では、「人と科学のふれ合い」をテーマに、最先端技術の紹介、科学技術教育への貢献、産業遺産の保存を大きい柱とし、多くの体験型展示や産業技術の歴史展示を行っています。さらに、科学実験教室及び工作教室や、今回の「藤岡市助ものがたり」など当社ならではのイベント、企画展を開催し、昨年12月20日には来館者数40万人を突破しました。


*2015-2-5 岩国学校教育資料館の名称に誤りがあったため、修正しました。

「藤岡市助ものがたり」に関するお問い合わせ先:

東芝未来科学館
TEL : 044(549)2200