ニュースリリース

IoT関連事業強化に向けた組織再編について

2015年01月22日

 当社は、あらゆる「モノ」がインターネットにつながるIoT(Internet of Things)を活用した事業推進を加速するため、4月1日付でグループ内に分散しているICTソリューション関連部門を社内カンパニーであるクラウド&ソリューション社に統合します。

 IoTを活用した新しいサービスやソリューションでは、クラウドコンピューティングや大量の情報を高速に処理するビッグデータといったソフトウェア技術の活用が不可欠となります。
 今回の統合によりグループ内のICTに関わる人財を集結し、ビッグデータ解析技術やリアルタイムに情報を処理する技術をはじめとするICT関連技術の開発力を強化します。さらに、多様な機器やシステムに関する要求仕様、今後求められるニーズの予測や制御技術など、各事業グループ(電力・社会インフラ、コミュニティ・ソリューション、ヘルスケア、電子デバイス、ライフスタイル)の持つ幅広い知見やノウハウを融合し、IoT共通基盤を開発します。このIoT共通基盤を活用し、機器などの「モノ」をネットワークでつなぎ、統合的に監視、分析、制御する新たなIoTサービスやソリューションを創出します。これにより、機器などの「モノ」ビジネスから、「モノ」の持つ情報を活用した「モノ+こと」ビジネスへの転換を加速していきます。

 今回の組織再編では、コーポレート部門の情報システム部、ソフトウェア技術センターと、システムインテグレーション事業を行う東芝ソリューション株式会社の一部事業をクラウド&ソリューション社に統合します。また、当社グループ向けに情報システムサービスを提供している東芝インフォメーションシステムズ株式会社を、クラウド&ソリューション社傘下とします。

 当社グループは、安心・安全・快適な社会である「Human Smart Community」の実現に向け、「エネルギー」「ヘルスケア」「ストレージ」分野の製品・サービスを中心に、ICTソリューション技術を活用して連携させ、時代に適合した新たな価値の創造を目指しています。当社は今後も、グループの持つ技術、ノウハウ、人財を効率的に活用し、事業推進を行っていきます。