ニュースリリース

コミュニケーションAI 「RECAIUS™」を活用した「ネット相続相談サービス」が横浜銀行で稼働

人工知能技術を活用した音声対話で複雑な相続相談をサポート
2017年04月24日

当社のコミュニケーションAI 「RECAIUS™ (リカイアス)」を活用した金融機関向け「ネット相続相談サービス」が株式会社横浜銀行(以下、横浜銀行)に採用され、本日から横浜銀行のWebサイトにおいて運用を開始します。本サービスは、人工知能(AI)技術を活用した音声対話によるインターネット上の相続相談サービスで、2014年のサービス提供開始から、今回で6社目の採用となります。

本サービスは、金融機関の実店舗で利用者と行員が対面で相談しているのと同様にWebサイト上で音声対話ができる、当社独自のWebクラウドサービスです。利用者がパソコンやタブレットを通じ注1、音声で必要な手続きなどを質問すると注2、人工知能が課題と状況を把握し、クラウド上に蓄積した知識を基にWebサイト上の仮想行員が回答します。言い回しが異なっていても単語や表現パターンから類推して回答することができます。また、従来機能に加えて、氏名などの個人情報を入力する代わりに、本サービス利用時にWebサイト上で発番された受付番号を実店舗の窓口で行員に伝えることで、利用者がWebサイト上で相談した内容を行員がその場で把握できる機能を追加しています。

相続の手続きは、遺言書や戸籍謄本など利用者が準備する公的書類が多く、一般の利用者ではわかりづらい点があります。本サービスを使用することで、利用者は、いつでもWebサイト上で相続の相談ができるため、実店舗に訪れる回数を減らすことができます。

当社は今後、音声認識・意図理解・音声対話・音声合成技術を活用し、相続相談サービスをはじめ、ローン相談や保険相談など、他業務におけるネット相談サービスにも展開することで、金融サービスの利便性向上に貢献していきます。

ネット相続相談サービスの画面イメージ図

 

 

システム全体のイメージ図

 

 

注1
横浜銀行では、Web版のみ利用可能です。(パソコン推奨)
注2
本サービスでは、音声またはテキストでの入力が可能です。


■東芝コミュニケーションAI「RECAIUS™ (リカイアス)」について

音声や映像から人の意図を理解しビジネスと生活の安心・快適な活動をサポートするサービスです。東芝が長年にわたり研究開発してきた、音声認識、音声合成、翻訳、対話、意図理解、画像認識(顔・人物画像認識)などのメディア知識処理技術(メディアインテリジェンス技術)を融合し体系化しました。RECAIUSは、新しいライフスタイルやビジネスの創出に貢献します。

RECAIUS(リカイアス)ホームページ:
http://www.toshiba.co.jp/recaius/