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事例紹介

自立型水素エネルギー
供給システム
H2One™

どんな製品?

H2One™は、再生可能エネルギーで水を電気分解して水素を作り、その水素を貯蔵し、必要な時に電気と熱に変えて使うところまでを一つのパッケージにした自立型のエネルギー供給システムです。水と太陽光だけで稼働できるので、災害時にライフラインが寸断された場合にも自立して電気と温水を供給できます。さらにコンテナ型のパッケージになっているので、トレーラーでシステム自体を被災地に輸送することも可能です。

どんな製品?H2OneTM

開発のきっかけは?

エネルギーを取り巻く状況は、温室効果ガスの排出を削減する方向に向かっています。そこで再生可能エネルギーが注目されていますが、太陽光は夜には発電できず、風が吹かなければ風力発電ができないなどばらつきの問題を抱えています。その課題を補完する存在として注目されているのが水素です。再生可能エネルギーを水素の形にして貯めることで、任意の時間にエネルギーを取り出すことができるだけでなく、他の場所へ移動させて使うことも可能になります。

開発のきっかけは? H2OneTM

Designer:大向真哉

これまでのインフラは日常で意識することは少なく、生活の影に隠れていました。しかし、3.11以降は人や社会の意識が変化しつつあります。これからのエネルギーインフラは生活に溶け込み、人々に安心感を与え、明るい未来を示す存在になるべきです。それは、クリーンで地産地消できる水素だからできること。水素が未来のエネルギーの選択肢となるように、新たなインフラの姿を生み出すことを目指しました。
水素は移動できて貯めておけるものという特性を生かす形について考えた時、我々が思ったのは世界標準のコンテナという規格に基づいてシステムを入れてしまえば本当にいたるところに置けるよね。という発想でした。

大向真哉


“水素エネルギーを
デザインする”

水素の「移動できる」という利点を生かし、あるべき姿のコンセプトをビジュアルに落として、船でも鉄道でも移動できることを示して技術開発チーム全員で共有しました。そこに大きな意義があり、「こうあるべきだよね」というビジョンを実際のシステムが完成する前の初期段階で描いたことで、皆の思いを妥協せず実現しようとする動きに導けたと思います。 意匠設計としてはシンプルにして、余計なものを見せたくないという気持ちがありました。今までの配管むき出しで油臭い機械が動いているシステムとは違い、水素は化学反応という全く違う方式で発電しています。どちらかといえばラボで電気を生むようなクリーンなイメージを意匠で作り上げ、いわゆる港にあるコンテナではない、新しさを感じるインフラ設備にしています。 理想を言えば、例えばパトカーや消防車のように子供が絵を描きたくなる憧れの存在になるといいですね。ですから子供でもシンプルに描けるデザインにしています。

水素エネルギーをデザインする H2OneTM

水素エネルギーをデザインする H2OneTM

デザインの特徴

世界標準規格のコンテナサイズで機動性・可搬性を高め、20ftを基本パッケージとして規格や要望に応じてカスタマイズできる拡張性を持たせています。また、街中など人々の生活圏に置かれることから、ネジやビスを徹底してなくし、どこが扉か分からないような設計にするなど、容易にアクセスできないような防犯上の考慮もされています。自立型水素エネルギー供給システム H2One™は、自治体での実証実験を通じて水素エネルギーのシステムをより多くの人々に知ってもらうことに貢献しています。「一般的な普及へのハードルは多く残されてはいるものの、未来に向けた具体的かつ大きな一歩を提案した」ことが評価され、グッドデザイン賞「グッドデザインベスト100」別ウィンドウが開きます。外部サイトが表示される場合があります。機械工業デザイン賞「審査委員会特別賞」別ウィンドウが開きます。外部サイトが表示される場合があります。iF デザイン賞 別ウィンドウが開きます。外部サイトが表示される場合があります。も受賞しています。

 H2OneTM


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