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環境活動

人と、地球の、明日のために。

事業活動における化学物質排出量の削減

環境に直接及ぼす影響が大きい化学物質を「削減対象物質」とし、排出量の削減に努めています。

2020年度は、排出量で上位を占める洗浄や樹脂工程で使用される溶剤の対策に取り組み、使用物質の代替化、生産性向上やプロセスの改善による原材料使用量の削減、管理強化によるVOC蒸発の抑制などを進めました。その結果、生産高原単位は2013年度比で84%となり、目標を達成しました。

入口での対策として物質の代替化、プロセス改善による材料効率の向上を行い、出口での対策として除害装置や回収装置の導入拡大を進めていきます。

■ 削減対象物質の排出量と原単位
「削減対象物質の排出量と原単位」のイメージ

■ 削減対象物質の排出量の内訳(2020年度)
「削減対象物質の排出量の内訳」のイメージ

【事例】粉体塗装の導入による化学物質排出量の削減

東芝キヤリア(株)

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「粉体塗装の導入による化学物質排出量の削減」のイメージ

東芝キヤリアグループでは、化学物質の削減と代替化、適正管理を進めることで、環境負荷のより少ないモノづくりを実践しています。当社グループ内には複数の塗装工程があり、そこで取り扱う塗料や溶剤には、VOC(揮発性有機化合物)が含まれています。VOCは浮遊粒子状物質や光化学オキシダントなどの大気汚染の原因の一つと言われており、人体の健康への影響が懸念されている化学物質です。当社の富士事業所では、数年前からVOCを含まない塗料を使用する粉体塗装の導入を拡大しており、VOC削減に大きな効果を上げています。また、装置内に落下した塗料は、回収してそのまま再使用できるので、塗料の無駄が減り、塗料廃棄物の削減にもつながっています。2020年度、新たに空調機器の筐体塗装として導入された粉体塗装により、富士事業所のVOCは、対前年比62%の削減が見込まれており、化学物質排出量の削減を確実に推進しています。

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【事例】マルチスポットフロー導入による化学物質使用量・排出量の削減

テックインドネシア社

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「テックインドネシア社のマルチスポットフロー」のイメージ
テックインドネシア社のマルチスポットフロー

東芝テックグループでは、環境負荷低減施策の一つとして、製造工程での化学物質の適切な管理及び使用量・排出量の継続的な削減を行っています。通常の基板製造工程では、はんだづけの前処理としてIPA(イソプロピルアルコール)を使用し、基板全面の洗浄を行いますが、基板によっては部分塗布による洗浄が可能なことから、部分塗布を行いIPA使用量および排出量を削減できるはんだ装置「マルチスポットフロー」を採用し、環境負荷低減に取り組んでいます。
本設備はすでに中国などの当社製造拠点に導入され一定の効果を得ていますが、2019年度にはテックインドネシア社でも設備導入を行い、基板製造工程でのIPA使用量を25%削減しました。また、部分的に実装することで、はんだを溶かすためのエネルギーを削減し、地球温暖化防止にも貢献します。

関連ページ:
化学物質の管理|社会・環境活動(CSR):東芝テック株式会社

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【事例】製造工程で使用される化学物質管理システムのグローバル展開

東芝キヤリア(株)

現在日本をはじめ世界各国で化学物質の規制強化が進んでおり、製造工程で使用される化学物質の管理を確実かつスピーディに行うことが求められています。そこで当社はITシステム「TOCACHEF」を開発し、規制物質の増加に対する確実な対応や、PRTR法などの法律に基づく行政への報告の効率化を図っています。システムには素材の登録申請時に社内関係部門に回付する電子承認ワークフローが備えられており、アセスメントの実施と記録が可能です。そして素材に含まれる化学物質をすべて登録することで、使用量や移動量を自動集計し管理することができます。国内をはじめ中国やタイの当社製造拠点でも本システムの運用を開始しており、履歴を共有することで当社グループ全体の環境・安全リスクの最小化や、材料の横展開を図っています。

TOCACHEF:Toshiba Carrier Chemical Control system for Future

「承認ワークフロー(例)」のイメージ

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【事例】粉体塗料採用による環境負荷低減

東芝エレベータ(株)

「粉体塗料採用による環境負荷低減」のイメージ

PRTR法に該当するキシレンやトルエン、また有機則※1第二種有機溶剤である酢酸ブチル等、揮発性有機化合物(VOC)を含む溶剤塗料を使用していましたが、これらをまったく含有しない粉体塗料を採用したことで、有機溶剤による大気などへの環境負荷を大幅に削減することができました(年間3トン※2削減)。

また、シックハウス症候群の主要な原因物質であるホルムアルデヒドの含有もなくなるため、健康にもやさしい塗料です。

※1
労働安全衛生法 有機溶剤中毒予防規則
※2
2015年度実績値より

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