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環境活動

人と、地球の、明日のために。

水受入量の削減

東芝グループでは、世界的な水問題への関心の高まりに対応し、持続可能な水資源管理を推進しています。各拠点では水受入量の削減を年間計画に盛り込み、具体的な施策の立案とフォローを継続的に実施しています。工場内の排水の再生使用や雨水を利用するシステムの導入等の設備改善など、多面的な取り組みを進めています。

2018年度の成果

2018年度水受入量は19.0百万m³で、生産高原単位は2013度比92%となり、目標を6ポイント上回って達成しました。

今後の取り組み

排水の再生使用や雨水利用などを推進し、2020年度の水受入量原単位を2013年度比で4%改善することをめざします。

■ 水受入量原単位の推移
  2013年度
(基準年度)
実績
2017年度
実績
2018年度
目標
2018年度
実績
2019年度
目標
2020年度
(最終年度)
目標
水受入量 20.4百万m³ 19.4百万m³ 19.0百万m³
生産高原単位 100% 92% 98% 92% 97% 96%

■ 水受入量の内訳(2018年度)
「水受入量の内訳」のイメージ

【事例】純水装置の運用方法最適化による工水・薬品削減

加賀東芝エレクトロニクス(株)

半導体の製造工程では、洗浄用に大量の純水※1を使用しており、水使用量の抑制に向けた取り組みが重要です。本施策では製造工程での使用流量に応じて純水製造装置からの送水量を最適化するとともに、浄水能力を維持しながら浄水フィルターの再生※2頻度を低減するなど、純水製造の運用方法を最適化し、工業用水7.5千m3/年、薬品4トン/年、エネルギー12.8t-CO2/年の削減を実現しました。

※1
水中に含まれる不純物のうち,イオン類をイオン交換等によって除去した水のこと
※2
浄水フィルター(イオン交換樹脂)を洗浄し、再度使えるようにすること。捕捉した不純物イオンを薬品を使って放出させ、初期の機能を復元させる

「純水装置の運用方法最適化による工水・薬品削減」のイメージ

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水リスクへの取り組み

東芝グループでは、多くの水を必要とする生産拠点および水リスクの高い地域に立地する拠点の把握と管理強化を図っています。水リスクの高い地域の把握には、世界資源研究所(WRI)の水リスク評価ツール「Aqueduct」を用いることにより、流域単位の物理的な水資源量に加えて、排水による汚染リスクや周辺地域の水問題への関心の高さなど、種々の視点を考慮しました。

工場立地地域における水リスク評価

東芝グループでは、(株)MS&ADインターリスク総研と連携して、水使用量が多い拠点や水リスクが高そうな地域など8拠点を抽出し水リスク評価を実施しました。工場が立地する河川流域について、水需給(現在、将来傾向)、水災、水質汚濁への脆弱性(公衆衛生、生態系)について多面的な評価を行いました。これらの情報を基に今後の水リスク対策を検討していきます。

■ 水リスク評価結果(例)
  水需給 水災 水質汚濁への脆弱性 総合
評価
現在 将来傾向 公衆衛生 生態系
A工場(日本)BAA+A-A+A-
B工場(フィリピン)BC+A+B-A+B+
C工場(インド)C+A-A+B-BB
注)
A+(リスクが低い)〜 C-(リスクが高い)の9段階評価

工場立地地域の降水量と水使用量の相関分析

また、東芝グループでは各工場における月次の水受入量と立地地域の降水量との相関分析を進めています。降水量が少ない月を水リスクが高い時期と想定し、水受入量を少しでも抑えることで周辺地域の水資源対策に貢献できればと考えています。

■ 水受入量と降水量の推移(例)
「水受入量と降水量の推移(例)」のイメージ

注)
青い囲みの月は水受入量が多いが降水量も多い。一方でオレンジの囲みの月は降水量が少ないため水使用量を抑えた方がよい

このような分析を各工場で実施することによって、水リスクが高い地域における対策に役立てるのはもちろんのこと、水リスクが低いと評価された地域の工場でも水資源に対する意識を高めたいと考えています。

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【事例】インド現地法人における環境負荷低減施策

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【事例】半導体製造を支える排水管理と地域コミュニケーション

(株)ジャパンセミコンダクター 大分事業所

(株)ジャパンセミコンダクター大分事業所ではミックスドシグナルICなどの半導体を製造しています。製造時には多くの薬品を使用していますが、それらすべての薬品を最適処理することで各種基準をクリアした排水を放流しています。さらに、排水を利用してホタルの餌になるニナを飼育し、自治会、行政、近隣企業と連携のうえ、北鼻川の上流に放流することでホタル呼び戻し(増殖)に成功しました。(14年:数匹⇒15年:1,200匹観測)

この一連の活動が評価され、平成27年度環境省主催の環境対策に係る模範的取組表彰において環境大臣賞を受賞しました。今後も地域コミュニケーションを推進しながら生態系保存活動にも取り組んでいきます。

「自治会とのニナ(ホタルの餌)放流・確認」のイメージ
自治会とのニナ(ホタルの餌)放流・確認

「アルミ缶アート(ホタルモチーフ)作成による従業員の環境意識向上」のイメージ
アルミ缶アート(ホタルモチーフ)作成による従業員の環境意識向上

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