ドメスティックな文化も世界で戦う強みに変える。

[営業] 内山 奈穂子

2016年入社 / 所属:電波システム事業部 防衛営業第二部 / 専攻:外国語学部 ロシア・東欧課程 ロシア語専攻

言語化されない要望まで、
具現化する営業。

お客様の要望をどのように紐解いて、どう言語化するか。言葉通り受け取るのではなく、本当に望まれていることを汲み取り、望まれる技術につなげていくことが、営業の役割だと私は考えます。たとえばお客様から製品に関する要望を伺う際、抽象的であったり、漠然としていたりすることがしばしばあります。しかしそれは、自然なこと。私たちのお客様である防衛省は、何十年と先にある、国の安全保障を考える組織だからです。お客様の要望を製品として、技術として、目に見えるものにして提供することが、私たちに期待されていることでもあります。議論を重ね、日々変化する課題についてお互いに知識を深め、今後求められる製品や技術へ反映を行うべく、社内へのフィードバックを行い、本当に必要なものへ掘り下げていく。定期的に出される防衛大綱などを読み込んで、日々お客様とともに未来の日本の防衛について考えていく。もちろん、要望を言語化して終わりではありません。どんなものを必要としているのかがわかれば、次はそれを、どうやってつくるかを考えていくフェーズです。技術営業や見積業務担当者、事業所の技術部や協力会社を巻き込み一緒に考えていく必要があります。ゼロから製品をつくることが多いため、部署を横断して知恵を出し合い、プロジェクトを進めていきます。目の前のこととして取り組むときは大変さを感じますが、ニュースに自身の会社の製品が出ていたときなどは感慨深いものです。国を動かす、大きな仕事をしているのだと実感することができます。

言語化されない要望まで、具現化する営業。

世界に影響する仕事のため、
私には何ができる?

幼少期はアメリカやイギリスで育ち、大学時代はロシアへ留学。1か所にとどまるのではなく、国内外問わず様々な場所で暮らした経験があった私は、海外への志向が自然と強くなったと思います。しかし就職活動時に選択したのは、主に国内市場で知られているドメスティックなイメージの企業でした。なぜなら、今後海外で、もしくは海外に関する仕事をするためには、日本的なビジネスも知っておく、身に着けておく必要があると考えたからです。

たとえば行間を読むコミュニケーションは海外ではあまりないイメージですが、紐解いていくと周囲が考えていることに気づくということであり、その能力は世界でも必要な能力です。お客様の発言を正確に捉えられているか? 自分の発言は伝わっているか? 日々のやり取りは、とても考えさせられるものです。入社以来、海外に関連するプロジェクトに携わりたくて、社内でも積極的にアピールをしています。技術者の方が読みたいと言っていた英語論文を日本語に翻訳する。海外企業の方を迎えての会議やビジネスランチがある際は同席させていただき、双方のコミュニケーションが円滑に進むようにサポートをする。自分がどのようなことで役に立てるのか、どこで活躍できるのか、模索している最中です。

世界に影響する仕事のため、私には何ができる?

様々な人と交わる環境で、新たな発見を。

海外で過ごした経験が多いからか、海外の方と接するのが好きです。世界には、見た目ではどこの国の出身なのか分からない方や、ひとつの国でも様々な言語で話す方がいたりします。国土の広い国や移民の多い国では異文化に寛容な人たちが多い。そのような雰囲気のある場所や人は、私にとって、とても魅力的です。みんなが違うということが、当たり前であるからだと思います。自ら海外へ行って旅行をするのも好きですが、友人が日本へ来れば、観光案内をすることもあります。銀座・原宿・渋谷・新宿を1日で一気に巡る無茶振りに応えたり、横浜中華街でのんびり食べ歩きをしたり。色んな人とふれあい、新たな発見をしながら楽しむことを忘れずにいたいです。

様々な人と交わる環境で、新たな発見を。
  • ※掲載内容は取材当時のものです。