入社は、あくまで経由点。大切なのは、その先だ。

[営業] 藤村 紳二

2005年入社 / 所属:電波システム事業部 電波機器海外営業部 / 専攻:国際文化学部 国際文化学科

Think globally, act locally

父親はメーカー勤務の海外営業職。私自身も、幼い頃は海外で。そんな経験から自然といつしか、海外での活躍を志向するようになりました。スペインの大学へ留学し、就職先も海外展開に力を入れている企業を考え、選んだ先が東芝です。名古屋の中部支社で半導体の国内営業職を経て、社内制度を利用し、現在の電波システム事業部へ異動。世界各国の空港へ航空管制機材の提案・受注活動を行い、エクアドル、コロンビア、ミャンマー、キルギスといった、あまり行ったことのない国々も訪問してきました。現在は北米、欧州を中心に、軍用向け二次電池の販促活動、新規商材であるカウンタードローンソリューションの戦略立案の仕事をしています。
グローバルに活躍したいと望む私にとって、いつも心がけていること。それは、「Think globally , act locally .」つまり、「地球規模で考え、足元から行動する」ことです。世界情勢や経済を考え、視野を広く持つことは大切。一方で、その土地ならではの事柄を徹底的に学ぶことなくして、ビジネスの成功は有り得ません。自ら足を運び、地元の人と対話を重ねる。よりローカルに、人と人同士のつながりを強く、広くしていくことが、海外で活躍したい私たちには欠かせない姿勢なのだと考えています。

Think globally, act locally

入社してからどうしたい?の目標を。

これから就職活動をするみなさんには、自らの出発点・経由点・着地点の3つを意識してみてほしいと考えています。出発点とは、自分の原点や現在地。着地点は、夢や大きな目標。経由点は、出発点から着地点に向かう道すがらで必要なことです。たとえば私の就職活動においてならば、出発点は幼少期を海外で過ごした経験。着地点は、自分の能力を活かしながら誇れる技術をもって海外展開に成功し続ける仕事をすること。そのための経由点が、東芝への入社でした。
みなさんに考えてみてほしいのは、この3つを混同しないことです。就職活動を終わらせることや会社に入ることは、着地点ではないはず。むしろ入ってからがスタートで、入社は経由点に過ぎません。どの会社に入る。何の仕事に就く。そこに夢を持つのはいいことです。でもそれが最終目標になってしまうのなら、きっと働き始めてから、何のために働くのかわからなくなってしまう。だから、抽象的でもいい。現時点での、自分にとっての着地点を踏まえて、働く会社を考えてみてください。そうすることでまた違った視点から、自分のやりたいことや自分ならではの考え方に、新しく出会うことができるのではないでしょうか。

入社してからどうしたい?の目標を。

形を変えた、新たな海外体験を。

多感な時期を海外で過ごしたことは、私に大きな影響を与えてくれました。同じように豊かな体験を、自分の子どもにもさせてやりたいと考えています。海外を訪れたり住んでみたりすることも重要ですが、最近子どもと一緒に始めたのは、オンライン英会話サービスです。世界中の人と交流するとともに、楽しみながら学べるんですよね。英語が勉強になってしまう前にたくさん触れて、多くの人と交流することの大切さを知ってくれるといいなと思います。

形を変えた、新たな海外体験を。
  • ※掲載内容は取材当時のものです。