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ニュースリリースNEWS RELEASE

メーター読取支援サービスのiPhone版の提供開始について
－AIでメーター検針値を読み取ることでビル・施設の設備点検業務を軽減－

2020年7月20日

　当社は、AIでメーターの検針値を読み取ることで、ビル・施設の設備点検・検針業務を軽減し、作業ミスや人手不足解消に貢献する「メーター読取支援サービス」のiPhone版の提供を本日から開始します。
　本サービスは、当社の帳票類等の電子化、作業項目・計画・手順のデータ化、データ入力の簡素化・自動化、入力データのタイムリーな報告等で業務効率化を図ることができる、設備点検支援クラウドサービス「Sharepo™（シェアレポ）」のオプションとなります。

　ビルの管理・保全において、検針作業は正確性の担保が求められ、作業員二人での二重チェック、検針内容の入力時に異常値に気付いたときの再検針作業など、負担が大きい作業です。
　当社は、既に、現場作業員の点検・検針・巡回業務にタブレット端末を活用する設備点検支援クラウドサービス「Sharepo™」のオプションとして、タブレット端末のカメラで電気、ガス、水道メーターを撮影するとAIが自動で数値を読み取り、数値とメーターの写真を同時に検針帳票へ記録するサービスを提供してきましたが、この度新たにiPhoneにも対応するサービスの提供を開始します。
　さらに、新機能として、お客様の声を元に、「タイマー機能」「傾き補正機能」「メーターの自動枠検知機能」を実装しました。これにより、片手で作業しなければならない程の狭い場所や手の届かない高い場所でもメーターの数値を読み取りやすくなり、データ入力作業や入力ミス、再検針作業の削減や異常値の早期発見により、検針作業に費やす時間全体の削減や作業品質向上が可能となります。

　「Sharepo™」は、帳票類等の電子化、作業項目・計画・手順のデータ化、データ入力の簡素化・自動化、入力データのタイムリーな報告等で業務効率化を図ることができるサービスです。本サービスの提供を通して、オフィスや商業施設のビル設備の稼働状況、エネルギーの利用状況と料金などのデータを容易に収集・蓄積することができるため、そこに当社が持つビル設備の設計・仕様データなどと組み合わせることで、省エネ制御、設備トラブルの発生予測の精度向上など、ビル運営・管理における各種ソリューションサービスをデータドリブンで提供することも可能となります。

　東芝グループは、CPS・DXに関する事業化を進めています。当社はその一環で取り組むビルDX領域において、インフラサービス事業として、「Sharepo™」のサービス拡大を進めていきます。