低濃度PCB汚染物の原因究明について

2000年7月に、本来PCB(ポリ塩化ビフェニル)を使用していない変圧器等の電気機器の絶縁油に微量のPCBが混入していることが判明し、社団法人 日本電機工業会と会員企業は、経済産業省及び環境省からの指示に基づく原因究明と混入範囲の特定等について調査を行い、2003年11月にその結果をまとめた報告書を提出しました。
(報告書については「変圧器等への微量PCBの混入可能性に関する調査結果について(一般社団法人 日本電機工業会)」 をご参照ください。)

両省は、JEMAの報告書を受け、追加調査を行い、原因究明を図るとともに、低濃度PCB汚染電気機器に対する特定や処理の基本的方向性を検討するために、専門家から構成された「低濃度PCB汚染物対策検討委員会(以下検討委員会と言う)」(委員長:永田勝也 早稲田大学理工学部機械工学科教授)が2003年12月に設置されました。

電気機器に使用されている電気絶縁油への低濃度PCB混入の原因究明に関しては、2004年2月に設置された同検討委員会の「原因究明ワーキンググループ」において、電気絶縁油のライフサイクルに係わる関係業界等の協力を得て調査が進められ、原因究明調査報告書が5月10日に開催された第4回検討委員会に報告されました。

弊社は、機器メーカとして今後とも絶縁油の品質管理を継続するとともに、既に設置している「お客様対応窓口」による個別対応のほか、ホームページを利用してお客様への技術情報の提供に努めます。さらに、今後、低濃度PCB汚染物処理等に関する検討にも積極的に協力していきます。

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