電力管理システム

電力管理システム

電力管理システムが管理する変電所の数により、大規模システムでは中央処理装置に汎用サーバを使用したクライアント/サーバタイプ、小規模システムではサーバレスタイプを採用し、電力系統の監視制御を自動的に行うことで、処理の敏速性と安全性を実現しています。電力管理システムを設置する指令所と変電所間のデータ伝送は信頼性の高い遠方監視制御装置を採用し、変電所の機器監視制御を行うための電鉄用配電盤を組み合わせたシステム構成としています。

特長

  • 中央処理装置(サーバ)と操作卓(クライアント又はサーバレス)及び、遠方監視制御装置は冗長性を強化した構成により、装置が異常停止した場合でも監視制御の継続運用や、実運用と試験運用(メンテナンス)又は指令員の訓練運用を平行運用することが出来、柔軟な運用スケジュールへ対応することが可能です。
  • 災害対策として遠方監視制御装置の通信伝送路をループ構成とし、障害に強い信頼性を確保しています。
    また、指令所機能が全て異常となった場合でもハンディータイプの簡易型監視制御端末(ノートPC)を変電所の遠方監視制御装置に接続することで監視制御の運用を継続することが可能です。
  • 電力管理システムと運行管理システム、保守作業管理システム等の複数システムとインターフェイスを持たせることで保守作業と連携した電鉄トータルシステムの提供が可能です。
  • お客様の社内専用LANを使用した情報配信システムにより、タブレット等の外部端末でどこでも監視結果を確認することが可能です。
  • 汎用OSを使用しメンテナンス性に優れたソフトウェアの体系を採用しています。
  • 人に優しく見やすい操作性の高い画面デザインを採用しています。
  • 不正侵入対策として強固なファイアウォール、ログイン管理による権限付与を採用し高いセキュリティー管理を実現しています。
  • 日本語版、英語版の2か国語に対応しており、国内外のお客様へ提供が可能です。

利点と価値

  • 自動化を進めた省力化の実現。
  • 大規模、小規模問わず柔軟なシステム構成の提供。
  • 他システムとの連携を可能としたトータルシステムの提供。
  • 電鉄会社特有な運用に対応可能なシステムの提供。
  • 汎用産業用コンピューターの採用による高品質、長寿命、長期保守の提供。