特別高圧変圧器

特長

絶縁方式

優れた絶縁性能をもつSF₆ガスをタンク内に一定圧力にて封入した方式です。
その絶縁性能の管理として圧力を管理するメータを取り付けています。

不燃性

絶縁油を使用しない不燃性変圧器であるため、万一の変圧器事故、あるいは周辺での火災事故の際にも引火することがありません。また、据付場所の消火設備、防火壁、廃油槽などの防火付帯設備が軽減できます。

低損失、高効率

全機種に高性能低損失の方向性珪素鋼板を採用し、無負荷損を低減します。また、絶縁、冷却の合理化により、全損失を低減した変圧器です。

長寿命

変圧器本体は完全密封されたタンク内に不活性の乾燥したSF₆ガスが封入されています。外気との接触がなく、湿気、じんあいで汚損されることがなく、品質の長期維持が可能です。

特長

カーボンニュートラル

菜種油は、カーボンニュートラルの考え方により、大気中のCO₂の量を増加させない絶縁油です。

カーボンニュートラルの考え方

菜種油の原料となる菜の花は、育成時に光合成によってCO₂を吸収し酸素を放出します。菜の花から採取した菜種は、精製されて菜種油となり、その菜種油を変圧器の絶縁油として使用します。菜種油は、変圧器廃棄時において、焼却される際に酸素を取り入れて、CO₂を発生します。この発生するCO₂は、菜の花が育成時に光合成によって吸収したCO₂と同じ量で相殺されるため、地球温暖化の要因であるCO₂の排出を抑制します。

環境調和性

菜種油は生分解性^※１が高いため、万一土壌に流出した場合でも、微生物によって容易に分解され、環境負荷を低減します。

※１ 自然環境において物質が微生物によって分解される性質であることの度合。

鉱物油と同等の絶縁性

菜種油は鉱物油と同等の絶縁性能であるため、幅広く適用できます。

難燃性

菜種油は、300℃以上の高い引火点のため、引火点が150℃程度の鉱油と比較して高い難燃性を有しています。