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「下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)」
実証施設の運転開始について
-「ICTを活用したプロセス制御とリモート診断による効率的水処理運転管理技術実証研究」-

2015年3月3日

 当社および日本下水道事業団、福岡県、公益財団法人福岡県下水道管理センターは、国土交通省の「下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト※1)」に採択された、「ICTを活用したプロセス制御とリモート診断による効率的水処理運転管理技術実証研究」を実施していますが、2月から実証施設の本格的な運転を開始しました。

 本実証研究は、国土交通省国土技術政策総合研究所から受託し、実証フィールドである福岡県宝満川流域下水道 宝満川浄化センターにおいて、「NH4-Nセンサーを活用した曝気風量制御技術」、「制御性能改善技術」、「多変量統計的プロセス監視(MSPC※2)技術」の3つの技術を組み合わせた技術について、下水処理場の維持管理性の向上と運用コスト削減に貢献する効率的な水処理運転管理を実現することを実証するものです。
 昨年12月に同センター内に実証施設を建設し、調整運転を経て、2月から本格的な実証運転を開始しました。今後、実証運転を通じて、運転データを継続して収集するとともに、データの分析および技術の評価を進めていきます。

 本実証研究を通じて革新的技術の確立を図るともに、下水道を含む都市インフラシステムソリューション事業を積極的に推進していきます。

  • ※1 B-DASHプロジェクト:Breakthrough by Dynamic Approach in Sewage High Technology Project
  • ※2 MSPC:Multivariate Statistical Process Control