2023東芝会社案内
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Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation48純水素燃料電池船CO2フリー水素を活用したカーボンニュートラル社会実現に向けて 日本政府は2020年10月に2050カーボンニュートラルを宣言し、具体的な戦略として同12月に“グリーン成長戦略”を策定しています。この中で“水素はカーボンニュートラルのキーテクノロジー”と位置付けられ、様々な産業での活用が求められています。水素エネルギー事業統括部は、2014年4月に次世代エネルギー事業開発プロジェクトチームとして発足し、自立型水素エネルギー供給システムH2OneTMを製品化して、事業展開を進めてきました。2019年には1960年代より水素関連の開発を行っていた東芝燃料電池システム株式会社を統合し、開発体制を強化することで、CO2フリー水素を活用したカーボンニュートラル社会実現に向けて、更なる飛躍を目指しています。 2020年3月には福島県浪江町で建設を進めてきた、再生可能エネルギーを利用した世界最大級となる10MWの水素製造装置を備えた水素製造施設東芝エネルギーシステムズ(株)及びMOH社 清水建設向け「H2Rex™」写真提供:清水建設株式会社「FH2R」が完成し、稼働を開始しました。クリーンで低コストの水素製造技術の確立を目指し実証を進めています。製造された水素は、定置用燃料電池向けの発電用途、燃料電池車や燃料電池バス向けのモビリティ用途などに使用されています。 さらに、当事業統括部は定置用燃料電池の大型化、燃料電池船等の移動体向け燃料電池の開発を進めております。 また排出されたCO2の削減のため、P2C(PowertoChemicals)事業を開始しました。P2Cは、排出されたCO2を再エネ電力により電気分解し水素などと合成して再資源化する技術です。CO2排出量削減が難しい分野での「カーボンニュートラル」に大きく寄与すると期待されています。今後もカーボンニュートラル社会実現に向けて貢献していきます。カーボンリサイクルのビジネスモデル「福島水素エネルギー研究フィールド(FukushimaHydrogenEnergyResearchField(FH2R))」福島県浪江町本事業はNEDO※「水素社会構築技術開発事業/水素エネルギーシステム技術開発」の一環として実施しています。(※)NEDO:国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構カーボンリサイクルのビジネスモデル2020年12月排ガスなどからのCO2を「持続可能なジェット燃料」に転換する「カーボンリサイクルのビジネスモデル」検討を開始 東芝エネルギーシステムズ株式会社、株式会社東芝、東洋エンジニアリング株式会社、出光興産株式会社、全日本空輸株式会社、日本CCS調査株式会社は、株式会社東芝研究開発センターが開発した二酸化炭素(CO2)を一酸化炭素(CO)に電気分解する技術を用いたP2Cプロセスにより排ガスなどからのCO2を「持続可能なジェット燃料(SAF)」に再利用する、カーボンリサイクルのビジネスモデル検討を開始。2019年10月中国・広州のMoreHydrogenEnergyTechnologyCo.,Ltd.(MOH社)と中国における燃料電池システムの開発に向けた技術提携を締結 MOH社との技術提携で同社の燃料電池システム開発を支援し、水素市場の立ち上がりが見込まれる中国において、当社システムの普及に向けた事業展開を進めていきます。Link2021年5月「H2Rex™」が清水建設の建物付帯水素エネルギー利用システムに搭載 当社の100kW純水素燃料電池システム「H2Rex™」が清水建設株式会社の建物付帯型水素エネルギー利用システム「HydroQ-BiC」に搭載されました。清水建設・北陸支店(金沢市)の建て替えに伴い搭載されたもので、「H2Rex™」を用いて電気を供給し、北陸初の水素エネルギー利用ビルの運用へ貢献していきます。LinkLinkLinkLink東芝エネルギーシステムズ株式会社水素エネルギー事業統括部~CO2フリー水素がつくる持続的で安心安全快適な社会~水素エネルギー事業統括部は、再エネ主力電源化の課題である「系統安定」と「再エネ電力抑制の増大」に対し、「水素エネルギー貯蔵による分散電源」及び「水素サプライチェーン」の2つの側面から水素を活用したソリューションを提供します。LinkTopics

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