Toshiba CorporationResearch and Development Center26 研究開発センターでは、世界各国の大学や研究機関に研究者を派遣するだけでなく、東芝全社の施策である東芝フェローシップ制度やインターンシップ制度などを利用して世界各国から研究者を受け入れ、技術の国際化を視野に入れた研究活動を遂行しています。 また、海外の研究開発部門である東芝欧州社や東芝中国社 研究開発センター、東芝アメリカ社、東芝ソフトウェア・インド社R&D部門と連携して研究を進めWorldwideに広がる研究の連携ている分野では、世界をリードするイノベーションの実現を目指して緊密な交流を行っています。 例えば、高度なセキュアコミュニケーションを実現する量子暗号通信、音声認識・自動対話エンジンの開発や次世代AI画像処理アルゴリズムの開発などについて、グローバルに連携しながら研究活動を遂行しています。東芝欧州社より高速無線技術/High Throughput Wireless Technology複数アンテナにより電波の指向性を適応的に制御することで、多ユーザー同時利用環境下でも、安定した高速通信ができます。異常検知技術/Anomaly detection technologyスイッチギアと呼ばれる電源設備の絶縁診断サービスに向けて異常検知技術の開発に取り組んでいます。次世代二次電池SCiB™/Next-Generation Lithium-ion Battery SCiB™超急速充電が可能なエネルギー密度の高いリチウムイオン電池を開発しています。モータ/Motor小型で大トルクが可能な独自構造により、身の回りにあるさまざまな動きを小さいモータで力強く実現します。株式会社 東芝研究開発センター未来を描き、未来を創る。私たち東芝研究開発センターの重要なミッションは、新しい事業、製品やサービスの核となる技術の獲得と、その社会への実装・実証により、人々の暮らしを豊かにするイノベーションを起こすことです。研究開発センターは"Open Research & Innovation"を掲げ、その実現を目指しています。私たちは、未来の構想を基点として研究に取り組み、その成果の社会実証、すなわち社会やお客様にとっての価値の検証まで、取り組んでいきます。研究開発センターは、2つの技術センターと4つの研究所で研究活動を行っています。●サイバーセキュリティ技術センターデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展によるサイバーフィジカルシステムの拡大を背景に、高度化・多様化するサイバー攻撃の脅威に対し、情報セキュリティ基盤技術の研究開発、セキュリティ脅威分析、監視・検知、対応・復旧、最新対策等の一連のセキュリティマネジメント、運用を確実に遂行して安心、安全な社会を実現します。●知能化システム技術センター社会インフラ、エネルギー、ビル施設、流通・金融、製造業などのインダストリアル事業領域に向けて、先進的アナリティクスと先端AI技術のビジネス適用を支援し、お客様との共創によりデジタルトランスフォーメーションを加速します。●情報通信プラットフォーム研究所無線・ネットワーク、セキュリティ、コンピューティング、回路技術を深耕し、高速、大容量、高効率かつ安全な情報通信インフラがもたらす、安心で快適な社会を実現します。●知能化システム研究所AI技術、データ分析技術、メカトロニクス技術の分野における先端技術を深耕するとともに、サイバー技術とフィジカル技術の融合を図ることで、安心・安全に満ちた快適な社会を実現します。●先端デバイス研究所半導体技術・スピントロニクス技術をコアに、システムの差異化や新たな価値創出に繋がるデバイスを生み出し、安心で快適な社会を実現します。●ナノ材料・フロンティア研究所ナノテクノロジーによって、新たな機能を持つ材料を生み出し、脱炭素化、モビリティ電動化などを通した持続可能でレジリエントな社会を実現するとともに、材料に立脚した先駆的な研究によって、新たなフロンティアを切り拓きます。Topics
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