Toshiba CorporationSoftware Engineering & Technology Center28ソフトウェア技術センター 共創ソフトウェア開発技術部2019年入社 先端科学技術研究科 先端科学技術専攻 私の部署では、東芝グループ内のソフトウェア開発部門向けに、開発支援ツールの提供を行っています。ソフトウェア開発では、開発支援ツールを利用することで、大幅なコスト削減やソフトウェアの品質向上を実現できます。そこで、GitLabやRedmine などのOSSと、自製の開発ツールを組み合わせて構築したソフトウェア開発支援ツールをSaaS(Software as a Service)として提供しています。 その中で私の担当の一つは、ソフトウェア資産管理ツールを提供することです。ソフトウェア資産管理ツールとは、東芝グループ内で開発されたソフトウェア成果物を、グループ内で活用できるようにするために重要なツールです。共通のソフトウェア成果物を利用することで、似たような機能をもつソフトウェアの重複開発を防ぎ、ノウハウが共有され、開発効率の向上が期待できます。 提供しているソフトウェア開発支援ツールは、ソフトウェア開発部にとってのインフラストラクチャです。ソフトウェア開発支援ツールに不具合が生じると、東芝グループ全体に影響が出てしまいます。そのため、不具合の早期発見やシステムの早期復旧を行えるような監視システムの開発も行っています。 私の仕事は技術の潮流やソフトウェア開発の状況に合わせて常に変化していきます。そのため現状維持するのではなく、常に新しい技術や手法を調査・研究し、新しい仕組みや開発体制の改善方法を提案しています。東芝は世の中を変える技術を提供し続けています。このような技術に自身の意思で携わることができるのは、東芝の従業員としての最大のメリットだと思います。https://www.global.toshiba/jp/technology/corporate/swc.html株式会社 東芝ソフトウェア技術センター人に、社会に価値を届けるために東芝グループのソフトウェア開発を進化人と地球を持続可能にして世界をよりよい場所にするために、東芝グループは強い「モノづくりのちから」と「ソフトウェアのちから」を結集してデジタルソリューションを提供していきます。ソフトウェア技術センターは、東芝グループ各社、各研究部門と連携したグローバルな体制で、「ソフトウェアのちから」の強化に取り組んでいます。OSS/ISSを活用して共創ソフトウェア開発で新しい価値を創出 社会インフラのデジタル化が進む中で、新しい価値を創出するためには高品質な製品開発と、継続的進化を遂げるサービス開発の融合が不可欠です。その実現に向けて当センターではOSS(Open Source Software)を中心とした共通基盤ソフトウェアの研究開発と、東芝グループ内の部門を超えて、ISS(Inner Source Software)を活用してソフトウェア開発を行うための共創ソフトウェア開発環境と開発プロセスを整備しています。また、世界に広がるOSSコミュニティのメンバーとして社外とも共創し、先端的な機能開発を行うことでOSSの発展にも貢献しています。現在働いている社員がシゴト内容を紹介ソフトウェアエンジニアリング技術の開発・導入で ソフトウェア開発力を強化 優れた製品やサービスを継続的に提供していく上で、ソフトウェアの開発効率化と信頼性向上は欠かせません。そのためには、要求分析、設計、実装、テスト、運用・保守の各開発工程を着実に実行することが重要です。当センターでは、高品質なソフトウェアを効率的に開発するためのソフトウェア設計・検証技術や、それらの自動化を実現する技術やツールの開発、および開発工程の適切な実行・管理を実現するソフトウェア開発プロセスの構築を行い、東芝グループのソフトウェア開発を支えています。東芝グループ内のソフトウェア開発を支援しています。Staff Voice田中 佑弥Tanaka Yuya
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