東芝会社案内2024
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Toshiba Energy Systems & Solutions CorporationEnergy Systems Research and Development Center32揚水時の水車流れ解析エネルギーを「おくる」 パワエレシステム、系統監視制御システム、温暖化ガス(SF6)を使用しない送変電機器や、再生エネルギーと送配電制御を融合したエネルギーアグリゲーション分野に注力。電気を安定的・効率的に需要家に届けるシステムの開発を推進しています。GIS*スペーサの電界評価* GIS:ガス絶縁開閉装置エネルギーシステム技術開発センター システム制御技術開発部電力系統解析・制御技術グループ2015年入社 電気電子工学専攻Link風車後流風車通過後の後流影響(ウエイク)の解析評価LinkCO2分離回収プラント福島第一原子力発電所堆積物調査装置大規模高電圧試験分散リソースのVPP*アグリゲーション制御*VPP:バーチャルパワープラント現在働いている社員がシゴト内容を紹介重粒子線治療装置 私たちの仕事は、制御対象機器だけでなく、接続先の電力系統の特性や応動を深く理解している必要があります。開発対象の機器を接続する相手である電力系統は、制御できない負荷の応動や既に運転している装置・システムなどで構成されていて、そのすべてが電気的・機械的に相互の動作に影響を及ぼします。開発機器単体だけでなく、電力系統全体が安定して運用できる方法を考えなければならない点が難しいところであり、また同時に面白いところでもあります。 東芝は豊富な実績に基づくノウハウがあり、機器単体だけでなく、電力系統のシステム全体を扱っています。そのような会社で働くことで、広く深く自分の技術を磨き、それを技術開発に活かして、社会へ貢献できると考えています。Link高温水蒸気電解技術革新を支える 超電導、新材料、計測、シミュレーション等の新技術に加え、革新的溶接、金属3D造形など基盤技術の研究開発にも取り組みます。事業分野を横断した技術の融合で新たな価値の創出、強いプラント/機器技術をベースにAI/IoT等も活用したインフラサービスを提供するとともに、コミュニケーション支援ツールを通じて新しい働き方をサポートしていきます。LinkLinkコミュニケーション支援ロボットSOEC*スタック *SOEC:固体酸化物形電解セル溶接インプロセス検査拡張現実表示による点検電子ビームによる金属3次元積層LinkLink風車配置を考慮した風況解析LinkLinkLink複数のパワエレ機器を協調運用することで停電に強い電力システムを作っています。東芝エネルギーシステムズ株式会社エネルギーシステム技術開発センターエネルギーの「今」と「将来」を見据え、新たなエネルギーシステムをデザインすることで暮らしと社会を支える価値を創出します。当センターは、エネルギーシステムソリューション分野の技術開発を担う中核的な組織です。対象製品・システム・サービス・ソリューションを担う事業所に駐在して基礎研究から実用化まで一貫して取り組んでいます。エネルギーを「つくる」・「おくる」・「ためる」・「かしこくつかう」技術で、より快適で安定した社会の実現に貢献します。エネルギーを「つくる」エネルギーを「ためる」・「かしこくつかう」 カーボンニュートラル社会の実現に向けて、風力発電・水力発電・地熱発 次世代のクリーンなエネルギーとして期待されている水素。当センターでは、水電など再生可能エネルギーの技術開発に注力しています。また、現時点で素を「つくる」「ためる」「つかう」の各フェーズの経済性を向上し、水素社会実現に安定した電源供給に欠かせない火力発電では、地球温暖化対策に向け、向けた研究開発を行っています。また、系統制御、エネルギー監視システムと、これCO2分離回収技術の開発を推進しています。原子力では、より安全で効率らを支える再生エネルギー利用技術を開発。デジタル技術も活用し、経済的で環的な発電プラントを目指した保全技術、安全システムの実現に貢献。福島境と調和するシステムの実現に向けたサービス・ソリューションの開発を推進します。の復興再生に向けた技術開発にも参加しています。Staff Voice秋山 雪菜 Akiyama Yukina 私は現在、再生可能エネルギー電源や蓄電池などのパワーエレクトロニクス技術を利用したシステムを電力系統に適用するための系統解析や、複数のパワエレ機器を協調し安定した電力供給を行うための制御技術を開発する業務を担当しています。例えば、送電線への落雷などにより電力系統の一部の区域が周囲の系統から切り離されたとき、その区域内に発電機がない場合、周囲系統と再接続されるまでの間は停電が発生します。これに対して、再エネ電源や蓄電池から電力を供給し、停電を解消することが考えられますが、発電機があることを前提とした従来の技術では、停電を解消できません。そこで、複数のパワエレ機器を発電機のない電力系統で協調して運用することで、再エネ電源や蓄電池だけで電力を供給する自立した系統を実現する制御技術の開発を行っています。

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