東芝会社案内2024
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社会システム事業部建設第一部建設技術第四担当2019年入社 理学部 物質生物科学科社会システム事業部道路ソリューション技術第二部料金システム技術第二担当2016年入社 理工学研究科 総合デザイン工学専攻阿久津 佑介Akutsu Yusuke大規模システムの完成時の達成感がやりがい。大事な局面で頼りにされる技術者を目指しています。 私は、高速道路事業者様向けの料金収受システムのセールスエンジニアをしています。料金収受システムは、車両の通行情報を収集し、割引計算、料金請求等の処理を行い、通行料金を徴収するための基幹システムです。 セールスエンジニアは、プロジェクトの最前線に立ち、受注に向けた提案活動からシステム納入後の保守までを一貫して担当する仕事です。例えば、都心部の渋滞を緩和させるための料金制度を導入した際は、現状のシステム仕様と照らし合わせながら、どのような仕組みであるべきか、不正利用につながる抜け道はないか等、多角的に検討を重ね、お客様の要求を満たしたシステム提案を行いました。また、受注後は、プロジェクトマネージャーとして、提案内容を基により細かい内容を詰めながら、設計、製造、試験等まで管理し、品質やコスト、納期を満たしてプロジェクトを完遂できるように調整しました。 料金収受システム案件は、規模が大きく、社会的な影響力も大きいため、責任重大でプレッシャーがあります。しかし、プロジェクトに関わるプロをまとめるプロとして、社内外の知見を結集し、大規模なシステムを完成させたときの達成感は非常に大きく、やりがいがあります。 私は入社2年目で、大型プロジェクトを任されました。若手にも関わらず大きな仕事を任せてくれる文化、その際の重厚なバックアップ体制は、東芝の良さだと思います。この先も、この期待に応え、経験を積んで活躍の場を拡げるのはもちろんのこと、大事な局面で、いち早く白羽の矢が立つような人財になりたいと考えています。府中事業所社会インフラシステムソリューション部開発担当2015年入社 新領域創成科学研究科 自然環境学専攻府中事業所放送・ネットワークシステム部機械設計担当2016年入社 理工学研究科 機械工学専攻小澤 樹太郎LinkOzawa Jutaro全国で稼働する光リピータを量産性も考えて設計。 機械設計の仕事の奥深さに、面白さを感じています。 私は通信事業者様に納める光リピータの機械設計を担当しています。光リピータは、高層ビルや地下街・トンネル・駐車場など、基地局からの電波が直接届きにくい不感地帯で携帯電話の使用を可能とするための中継・増幅装置です。電波を光信号に変換して伝送し、再び電波に変換して携帯電話へ電波を届ける役割を担っています。 機械設計の仕事は、客先仕様や装置運用を考慮した理想的な姿を目指し、寸法・材質・レイアウトなどを検討し、熱・振動・衝撃などに対する各種対策を施した装置を開発・設計することです。さらに、光リピータの場合は需要が多いために製造ラインを用いた量産品として製造を行っており、量産性も考えた設計が要求されます。 利益創出のためには、定められた性能・予算を満たした上で、さらなる製造コストの削減、生産能力の向上が求められます。「1日あたりの装置製造台数」が重要なパラメータとなり、 「より確実に、より短時間で組み立てるために、どのような設計にすべきか」という課題解決が求められます。私は、自分で評価装置を組み立てて製造性を確認するだけでなく、製造ラインの担当者に定期的にヒアリングを行い、自分の考えや感覚だけでなく第三者的視点も取り入れて、要望に応えられるようにしています。 機械設計には、幅広い知識と経験が必要になります。他の装置に自分では考えつかなかった設計のヒントを見つけた時には、「設計は奥が深い」と実感し、面白さを感じます。今後も勉強を重ね、知識豊富で人望が厚い、職場の誰からも頼られる技術者になりたいと考えています。55LinkLink社員がシゴト内容を紹介米元 亮馬Yonemoto Ryoma常に新しい技術の習得を心がけ、お客様の要望に応え続ける。モノを作り上げた達成感がソフトウェア開発の醍醐味です。 私の課では、全国の自治体が運営している浄水場・下水処理場などの水処理施設の運用状態や電気設備などを監視制御するシステムのソフトウェア開発を行っています。監視制御システムとは、上水道/下水道プラントの運用をするためのハードウェア・ソフトウェアを含めたシステムの総称です。 私は、プラント内のセンサー(流量計・水位計・濁度計など)から収集されたデータを蓄積して演算する機能(サーバ機能)、および、収集したデータを用途に応じた形(例えば、時系列データを折れ線グラフ)で、モニターに表示する機能(画面機能)のソフトウェア開発を担当しています。  各種機能は、お客様の業務に役立って初めて活きるものです。特に、私の担当範囲は、ユーザビリティとの関わりが深い部分ですので、機能開発、及び、ドキュメント(マニュアル)作成の際には、お客様目線を忘れないように心がけています。一方で、技術者としては、それらの要望を、ソフトウェアとして実現可能で、かつ運用容易な設計に落とし込んでいく技術力が求められます。既存の監視制御システムを熟知した上で、自分の創造性を活かすことができるように、常に世の中の新しい技術の習得に取り組んでいます。 当社は、事業の幅が広いため、組織横断的なプロジェクトに携わる機会があります。様々な部門の方々と関わることで、新しい価値観や魅力に気づくことができます。多くの仲間と一緒になって、モノを作り上げた時の達成感に仕事の面白さを感じており、今関わっているソフトウェア開発業務のエキスパートになることを目標としています。Staff Voice塚田 有実Tsukada Yumiプロジェクトを完遂したときの達成感がやりがい。お客様や取引先からも頼りにされる技術者を目指しています。 国内の上下水道施設へ納入する受変電設備や運転操作設備、監視制御設備など、各種電気設備の据付工事に関するフィールドエンジニアリング業務を担当しています。 フィールドエンジニアリング業務とは、お客様が求める仕様を満足するよう工事仕様を検討し、必要な材料・機械を選定して見積を作成するほか、受注から引き渡しまでの工事計画を立案し、進捗管理を行うなど、プロジェクト全体をコントロールする業務です。工事を決められた工期内に、高品質かつ安全に完了させ、システムをお客様に引き渡すという重要な役割を担っています。 プロジェクトの完成のためには、社内だけでなく、協力会社や他の工事関係者と協議する場面が多く、フィールドエンジニアにはコミュニケーション力が要求されます。私は、新設の浄水所へ受変電設備などの電気設備一式を納入するプロジェクトに、現場代理人補佐として参画したことがあります。この現場では、複数の工事が同時に行われていたため、作業場所や搬入ルートが重なる恐れがありました。そこで、週1回、代表者が集まり、調整を行いました。各社の譲れる部分と譲れない部分を探り、交渉するのは大変でしたが、その後、現場がスムーズに進んでいるのを見て、役に立っていることを強く実感することができました。現場を指揮するのは初めてで不安もありましたが、先輩や協力会社の支えもあり、無事プロジェクトを完遂することができた時には、全ての苦労が報われたような喜びを感じることができました。

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