東芝会社案内2024
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東芝HDDの生産拠点である東芝情報機器フィリピン社ストレージプロダクツ設計生産統括部先行技術開発部 先行技術開発第一担当2016年入社 自然科学研究科 物質化学専攻岡田 未央Okada Mioストレージサーバ向けHDDを開発。多種多様な技術者との関わり合いが成長への機会に繋がる。 サーバシステムや大規模ストレージ装置向けHDDの開発を行っています。近年、進行する情報量の増大、クラウドコンピューティングの普及によるビッグデータの市場拡大に伴い、ストレージサーバ向けHDDの需要が高まっています。東芝デバイス&ストレージでは、こうしたニーズに対して成長が期待されるニアラインHDDの開発に注力しており、より高い性能と信頼性の実現によって情報化社会への貢献を目指しています。 現在の私の担当業務は、データが記録される磁気記録媒体の開発です。記録密度の増大と高信頼性は相反する関係にあり、その両立を実現するために、記録媒体の新材料開発とあらゆる動作モードや環境を想定した信頼性検証を行うことが日々の仕事です。様々な分野の専門家が知恵を出し合いながら、目には見えない現象を一つずつ考察、理解、解決していく現場にいると、入社前に抱いていた「高品質」という東芝ブランドは、こうした外からは見えない地道さや良い意味での泥臭さの上に成り立っているのだなと強く感じます。 また、業務に携わる上では、社内外、国内外問わず多く人々との関わり合いがあります。これだけ多くの技術者が協同して一つの製品が完成に近づいていく実感は、メーカーの技術者として働く大きなモチベーションに繋がっていると感じます。日々新しい知識や発想に刺激を受けるこの環境は、自分自身の成長に繋がる機会も多く、今後も学ぶ姿勢を大切に業務に取り組んでいきたいと思います。https://toshiba.semicon-storage.com/jp/company.html171工場・事業所1.横浜事業所 神奈川県横浜市ストレージ製品(HDDや外付けハードディスク)の開発拠点です。設計、品質、製造技術、生産技術などの技術部門や事業企画、営業部門が集結しています。※量産工場はフィリピン現在働いている社員がシゴト内容を紹介Plant & SiteStaff Voice企画部戦略・渉外担当2019年入社 法学部 法律学科田邉 稜太郎Tanabe Ryotaro多くの部署を巻き込んで進める力が必要な仕事です。 私の部署では外部パートナーとの提携の可能性を調査し、立案&実行したり、政府や業界団体などとの渉外業務を行ったりしています。その中で自分の担当は、提携モデルの設計及び契約締結に向けたパートナーとの折衝、市場動向や競合他社決算状況の調査を通じた経営判断の支援です。 多くの業務は会社の短期的な利益には現れないので、長期的な利益を見越して案件を作り上げていく難しさがあります。また、M&A等はあくまでも会社成長のための手段であり、そのM&Aを通じて会社として将来的にどうなりたいのか、という目的を見失わない為の強い軸を持った考え方が求められます。提携案件の実行によって社内にどのような影響が出るのか、現場の隅々まで考え抜くことが求められ、様々なバックグラウンドをもった企画部メンバーをはじめとして、技術部や営業まで多くの部署を巻き込んで仕事を進める力が必要となります。 一言で提携といっても形態は多種多様であり、ルーティン業務は少なく、常に応用力が求められます。また、業務にあたっては、業界動向、製品技術、法律、財務会計、経営学など幅広い知識が必要となる仕事です。私自身も入社直後は業務の殆どが理解できず、自分自身の知識不足を痛感しました。同じ部署には、それぞれの専門知識に非常に詳しい先輩方が揃っているので、先輩方にサポート頂きながら、仕事を進める上で必要な知識について、幅広く広げていけるよう勉強を進めています。 東芝は幅広い事業分野と、多種多様な経歴を持つ仲間に富んだ会社です。その中で自分自身が強い好奇心を持てるかどうか次第で、毎日が新しい発見の連続となります。今後何年経っても経験や現状の知識に甘んじることなく、常に挑戦者の意識で学び続けたいと思います。

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