東芝会社案内2024
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80 量子コンピュータのような強大な演算能力を持った計算機が実用化されると、現在私たちが使っている暗号方式が解かれてしまう危険があります。逆に、量子技術を応用することで、絶対に盗聴が不可能な通信(量子暗号通信)の実現も可能になります。東芝は20年以上にわたって量子暗号通信技術の研究開発に取り組み、この分野の関連特許数で世界一位を維持しています。当社の技術の強みである量子鍵配送の高速化・長距離化・安定化で数々の世界初を達成し、量子暗号通信システムの実用化に向けた事業がスタートしています。 量子暗号通信で培われた技術は、量子でデータを送る量子インターネットの実現へとつながります。これにより、実世界で発生する膨大なデータが量子インターネットで安全に集められ、それが量子コンピュータによって高速に分析される世界が実現されるでしょう。東芝は量子技術を活用し、金融、医療、エネルギー、交通・物流、製造などさまざまな社会課題を解決するための新しいビジネス、産業を生み出していきます。そして、誰でも量子暗号通信を利用できるEnd-to-Endでの量子鍵/暗号通信路を提供する量子鍵提供サービスのプラットフォーム化を推進していきます。Link人財管理ソリューション 人事・給与管理から人材育成・評価まで、複雑化する労務管理業務を簡素化し、人的財産の価値と企業パフォーマンスの向上を実現し、ユーザ企業の皆さまのご要望に柔軟に対応できる仕組みを提供Link東芝マネージドサービス 最新のクラウド、IoT、AI、OSS等のテクノロジーを取り込み、お客さまのビジネスに貢献し、ITシステムの維持・メンテナンスにとどまらず、最適化・自動化を進めながら、継続的な改善を実現する運用サービスLinkLink東芝2つのAIサービス モノに関わるAI「SATLYS(サトリス)」と、人に関わるAI「RECAI-US(リカイアス)」をIoTデータに適用することで、製造やエネルギー、社会インフラなどの産業分野でのデジタルトランスフォーメーションを推進LinkRPAサービス 東芝では、印刷物を読み取るOCR技術や、音声データを認識する音声認識技術など、メディア処理に関するAI技術との組み合わせにより、デジタルだけでなくアナログの世界も含めた業務自動化を実現Link「安定的なシステム稼働による止まらない公共サービスを提供」 国や自治体の行政システムのインフラ整備や、介護・医療、防災などの情報利活用による暮らしや産業のデジタル化など、国の政策課題に対し持続可能な社会を実現するための仕組みづくりを目指します。 また、自治体DX推進やテレワーク等の環境変化により、時間や場所にとらわれない働き方が各自治体も求められています。当社では、多くの構築実績を基に、行政サービスを利用される方の利便性向上や地方自治体の働き方改革に向け、デジタル技術で貢献していきます。ソリューション・サービス例福祉・保健行政ソリューション官公庁・自治体向けグループウェア  福祉・保健業務の可視化とマネジメント最適化や各部門で管理 効果的な情報共有、コミュニケーションの活性化、業務効率改善する高齢者等データの一元管理により関係部署との情報共有、認を実現し、安全な通信や、安全な端末環境等、官公庁・自治体の要定業務の事務効率化をサポートし、自治体の地域包括ケアと業務望に沿ってサポート効率化を支援電子調達システム防災ソリューション 発注から契約、検査に至る一連の調達業務を円滑に実施し業務効率を実現 ICTを活用することで災害時の情報収集・共有・発信を支援し、災 また、自治体向けではブロックチェーンを活用し、調達業務全般害対応業務の効率化・迅速化を実現をデジタル化により自治体のDX推進をサポートお客さまの業種にかかわらず提供できる共通業務ソリューション・サービス例Topics 量子技術の世界

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