ToshibaGuideBook2026
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Link09(※)「民間の取組などによって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する区域のこと。認定区域は、保護地域との重複を除き、「OECM(Other Effective area-based Conservation Measuresの略;保護地域以外の生物多様性保全に貢献している場所)」として国際データベースに登録される2050年度までに東芝グループのバリューチェーン全体でカーボンニュートラルをめざすとともに、その通過点として、2030年度までに温室効果ガス排出量を70%削減(2019年度比)することを目標とします。製造拠点等での省エネ設備投資や再生可能エネルギー設備の導入、再生可能エネルギー由来電力の調達、脱炭素エネルギー技術や省エネ性の高い製品・サービスの提供を進めます。事業活動と製品・サービス両面での資源有効活用に加え、デジタル技術を活かした循環経済型ビジネスモデルの構築をめざします。化学物質と水資源の適正な管理や、生物多様性保全に向けた活動などにより、自然と人間が調和して暮らし、生態系からの恵みを享受し続けられる社会の構築に貢献します。術について楽しく学べる小学生向けの出前授業を行っています。「エネルギー」と「半導体」の2テーマがあり、小学校学習指導要領とも連動したものとなっています。半導体製造拠点では、近隣の小学校の子どもたちに半導体の出前授業を実施しています。半導体の歴史や仕組み、省エネ貢献についての講義のほか、回路工作を体験した子どもたちからは、「電気の働きについて知ることができてうれしかった」「信号のつくり方や地球温暖化がどんなものかわかった」などの感想をいただきました。持続可能な社会の担い手となる子どもたちが環境問題や社会に貢献する方法を考え、行動を起こすきっかけづくりの場となるよう取り組んでいます。としてとらえ、さまざまな保全活動をグローバル約60拠点で推進しています。愛媛県にある織田ヶ浜海岸には、愛媛県絶滅危惧種の「ウンラン」を始めとする多くの希少植物が自生しており、同海岸の近隣に位置する今治事業所では、近隣住民、自治体、NPO団体、動植物専門家の皆様と連携し、海岸の整地活動や、小学生を対象とした環境学習会を継続的に実施しています。その活動が評価され、環境省の「自然共生サイト(※)」の認定を取得しました。今後も地域に根付いた生物多様性保全活動を推進していきます。地域と連携した生物多様性保全活動 東芝グループは生物多様性保全活動を「生態系への配慮」の重要な活動項目子ども向け環境教育 実験や対話を通して、環境問題の解決に向けたさまざまな取り組み・技長期ビジョンを策定し、カーボンニュートラルな社会の実現に向けて環境経営を推進します。 2020年に策定した「環境未来ビジョン2050」に基づき、「気候変動への対応」「循環経済への対応」「生態系への配慮」の3分野における活動を推進しています。●気候変動への対応●循環経済への対応●生態系への配慮

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