TOSHIBARG2026-3
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Toshiba GroupToshiba Elevator and Building Systems Corporation 2012年の東京スカイツリー ® 開業に際し、当社は以下の高速エレベーターを納入しました: • 大容量タイプとして国内最高速のエレベーター4台 (定員40人・分速600m) • 昇降距離が日本最長のエレベーター2台(昇降距離464.4m、業務用) これらのエレベーターは、地震や風による揺れに対する安全性を確保しつつ、快適な乗り心地を実現するために、当社の技術力を結集して開発されました。特に、大容量タイプとして国内最高速のエレベーターは、地上から地上350m の天望デッキまでを約50秒で直通運転し、東京スカイツリー ®の主要動線として活躍しています。Building Solutions 進化し続ける技術力と変わらぬ情熱で、超高層ビルから公共施設まで、安全・安心・快適な都市空間を支えています。分速1,010mの超高速エレベーターが設置されたTAIPEI 101©TOKYO SKYTREE38屋外型展望エレベーター  東芝エレベ ータは、豊富な納入実績で培った技術・知見、そして先進技術を融合させ、多様化・高度化する市場ニーズに応える製品・サービスを国内外で提供し続けています。世界で初 めて分速1,000mを超えるエレベーターを2004年 に TAIPEI 101に納入し、89階 まで わ ずか39秒で結びました(分速1,010m、時速60.6km)。このエレベーターには、ツインインバータ制御や振動抑制・気圧制御システム、安全性を更に高めた各種安全装置などを搭載し、安全・安心・快適な乗り心地を実現しました。 大容量化への市場ニーズが高まる中、当社は TAIPEI 101で培った技術・知見を生かして、2012年に東京スカイツリー ® に「大容量タイプとして国内最高速のエレベーター」と「昇降距離が国内最長のエレベーター」を納入しました。そして、東京スカイツリー ®で培った技術・知見もまた、住友不動産六本木グランドタワー(2016年)の「90人乗り大型シャトルエレベーター」や、麻布台ヒルズ森 JPタワー(2023年)の「大容量・高速ダブルデッキエレベーター」など、さまざまな物件に展開されています。 前述のとおり、当社では長年培ってきたインバータ技術・振動抑制技術・制御技術を核として、高度なコア技術の開発を行うとともに、さまざまな分野の先進技術を積極的に取り入れ、製品・サービスの提供を続けています。現状に満足することなく更に進化し続ける当社の製品開発には、屋外型展望エレベーターにも見られるように、前例のない高い目標に挑戦する情熱と探求心も不可欠です。さらに、開発・設計からメンテナンス、リニューアル、ビルファシリティー事業までを自社で手掛けることで、建物のライフサイクル全体に寄り添い、多様な市場ニーズを製品開発に反映されています。 標準型エレベーターにおいても当社は独自性を発揮し、日本で初めて機械室を不要とした「SPACEL」を1998年に発売しました。建物最上部の機械室をなくすことにより設計の自由度が高まり、発売以降、業界のデファクトスタンダードとなりました。省エネルギー性能をさらに高めた「SPACEL-GR」は、2013年に「第10回エコプロダクツ大賞 経済産業大臣賞」と「平成25年度 地球温暖化防止活動 環境大臣表彰」を受賞し、環境負荷の低減に貢献する製品として高く評価されました。この設計思想は、SPACEL シリーズの最新機種にも引き継がれ、時代のニーズに合わせて進化を続けています。 また、BIM(Building Information Modeling)分野でも業界に先駆けて取り組み、2009年には BIM 支援サービスの運用を開始しました。BIM は3次元設計データと情報を組み合わせてプラットフォーム上に仮想建築物を構築する手法で、レイアウト検討や関係各社の合意形成の効率化・負荷軽減に貢献しています。今後もさらなる発展が期待される技術です。向けエレベーター東芝グループ 東芝エレベータ株式会社建物の高層化とともに国内外で都市空間が拡大する中、当社はエレベーターの高速化・大容量化・省エネルギー化を通じて、街づくりに貢献してきました。納品後のメンテナンスやリニューアルに加え、ビルファシリティーのソリューション提案も行い、建物のライフサイクル全体に寄り添い続けています。世界初・分速1,000m超の革新技術と、大容量・高速領域への進化先進技術の積極的な導入で業界を牽引Topics 東京スカイツリー®

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