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ジャパンラグビートップリーグ
2017-2018 第13節

2017年12月24日(日)13:00〜 味の素スタジアム

東芝ブレイブルーパス 24 − 28 サントリーサンゴリアス
24
東芝ブレイブルーパス
28
サントリーサンゴリアス
試合結果のスコアボード
チーム名 時間 T G P・G D・G 小計 合計
東芝ブレイブルーパス 前半 2 1 0 0 12 24
後半 2 1 0 0 12
サントリーサンゴリアス 前半 1 1 1 0 10 28
後半 2 1 2 0 18

出場メンバー

  • 1三上 正貴
  • 2湯原 祐希
  • 3浅原 拓真
  • 4梶川 喬介
  • 5小瀧 尚弘
  • 6山本 紘史
  • 7藤田 貴大
  • 8リーチ マイケル
  • 9小川 高廣
  • 10スティーブン・ドナルド
  • 11石井 魁
  • 12中尾 隼太
  • ○13リチャード・カフイ
  • 14宇薄 岳央
  • 15コンラッド・バンワイク
  • 16森 太志
  • 17田中 圭一
  • 18知念 雄
  • 19大野 均
  • 20徳永 祥尭
  • 21藤原 恵太
  • 22松延 泰樹
  • 23豊島 翔平

○印 ゲームキャプテン

交替
交替前半の一覧表
前半
   
交替後半の一覧表
後半
5分豊島 翔平(宇薄 岳央)入替
20分徳永 祥尭(藤田 貴大)入替
30分大野 均(小瀧 尚弘)入替
森 太志(湯原 祐希)入替
32分藤原 恵太(小川 高廣)入替
37分松延 泰樹(中尾 隼太)入替
一時
一時の前半一覧表
前半
  
一時の後半一覧表
後半
  
カード
カードの前半一覧表
前半
  
カードの後半一覧表
後半
  
トライ
トライの前半一覧表
前半
3分コンラッド・バンワイク
34分湯原 祐希
トライの後半一覧表
後半
24分石井 魁
33分豊島 翔平

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レビュー

12月24日(日)第13節のサントリー戦が味の素スタジアムにて行われました。今シーズンのリーグ最終戦。因縁の対決である府中ダービーですが、今年は立場が違います。すでにプレーオフ進出を決めているサントリーに対して、プレーオフ進出に最後の望みを賭けた正念場の東芝。状況だけ見れば大味な試合になってしまうのではないかと思われますが、そこは伝統の一戦ですので、状況関係なくお互いのプライドを賭けた戦いとなります。東芝のプレーオフ進出の条件は、トヨタが神戸製鋼相手にポイントを獲得出来ず、東芝はサントリーに3トライ差で勝利して5ポイント獲得すること。この条件は、非常に難しいと思います。ですが、逆に我々がやらなければならない事は明確です。とにかくトライを獲る事、そして相手にトライを与えない事、これしかありません。目標が明確になり、やる事がシンプルになった時の東芝は、過去を振り返ってみても非常に力を発揮しており、今回もミーティングから、日本人、外国人どちらも積極的に発言し、この試合に賭ける意気込みはグラウンド外からも伝わります。そして、グラウンドでも、全員がメンバーではないかと思うほど、自己主張を繰り返し、より良いものにする為にお互いを高め合います。リーグ最終戦にして、チームが1つになり、スタイルが確立してきていると感じる事が出来る良い1週間となり、いざ試合に臨みます。

迎えた決戦当日。快晴の中での試合には沢山のファンの方がグラウンドへ足を運んでくださいました。13:00。東芝のキックオフで試合がスタートします。キックオフをサントリー陣深くに蹴り込むと、この試合に賭ける意気込みはすぐに形となり現れます。サントリーのアタックを、前に出るディフェンスで止め続け、前に出さずキックを蹴らせます。マイボールになってからは、プラン通りとにかく全員でトライを狙いに行きます。その結果、前半3分連続攻撃でゴール前まで迫ると、最後は9番小川の好判断のパスを受けた15番バンワイクが先制トライを決め、これ以上ないスタートを切ります。(5−0 ゴール失敗)その後も、強みのスクラムや、ハイプレッシャーのディフェンスでサントリーにプレッシャーをかけ続け、東芝陣へ入れさせません。しかし、プレーエリアはほとんどがサントリー陣ではありますが、PGを狙わずトライを狙いに行く為、攻め続けながらも中々次の得点には結びつきません。やはり、攻めていても得点を重ねられないと、隙が生まれます。その一瞬の隙をサントリーは見逃さず、数少ないチャンスから前半25分にトライを返され逆転を許します。(5−7)それでも執拗にトライのみを狙い何度もサントリーのゴールラインに迫ると、前半34分に連続攻撃の中からモールを作り、最後は2番湯原がグラウンディングをして再度逆転に成功します(12−7 バンワイクゴール成功)対するサントリーは1本のPGを返して着実に試合を運び、前半を折り返します。(12−10)

後半に入ると、サントリーは得意の高速ラグビーでアタックし続け、東芝のペナルティーを誘います。このアタックを止める為に全員で素早く前に出るディフェンスをしなくてはならず、堪らず反則を犯してしまいます。東芝と違い、サントリーはセオリー通りPGで得点を重ねる事が出来る為、後半7分、13分と着実に3点を返して再度逆転します。(12−16)しかし、この日のアタックは先にも述べた通り、トライを獲らなくてはいけないラグビーの為、ボールを確保したらとにかく継続してアタックし続けます。この継続してアタックしてトライを狙いにいく形は、今シーズン掲げたスタンディングラグビーを、試合の中で徐々に確立させていきます。ボールを持った選手は、一人一人が可能な限りゲインラインの突破を狙い、止められれば周りにいる選手に繋ぎ、またゲインラインの突破を試みます。簡単にラックにするのではなく、可能な限りボールを止めないこのラグビーこそが、今年掲げたラグビーなのです。本来であれば、PGを狙う場面でも、狙わずにタッチラインへ蹴りだしてモールでトライを狙う姿勢に、味の素スタジアムへ訪れた、東芝のコアなファンは東芝黄金時代を感じたことではないでしょうか。セットプレーでプレッシャーをかける、ペナルティーを獲得する、タッチキックで敵陣深くに入る。そしてラインアウトからのモールを押してトライを狙う。これが本来の東芝の形なのかもしれません。そして、その結果はすぐに表れます。後半24分、ラインアウトモールを押し込んだところで、タイミングよく9番小川が持ち出すと、13番カフイ→12番中尾と繋ぎ、最後は11番石井がサントリーディフェンスの隙間をスピードですり抜けトライを奪い逆転します。(17−16 ゴール失敗)サントリーはその後、持ち前のアタッキングラグビーでトライを奪い再逆転しますが、東芝もブレずに最後までトライに拘ります。(17−23)なんとしても3トライ差で勝ちたい東芝は、後半33分キックオフで相手にプレッシャーをかけてボールを奪うと、そこから8フェーズを重ね、最後は10番ドナルドの鋭いパスを、大外で走り込んだ23番豊島が、相手ディフェンスを得意の身のこなしで飛びながらかわして、トライを奪い逆転に成功すると同時に、ついに2トライ差として、最後の望みに繋ぎます。(24−23)この勢いのままいけるのではないかと、誰もが期待しましたが、そこは王者サントリー。この流れを一刀両断するアタックを見せつけ、後半36分に逆転のトライを決めて万事休す。トライ数では上回っていましたが、試合は総得点ですので、4点及ばず試合終了となってしまいました。(24−28 最終スコア)

何としてもトライを獲りに行くラグビーの非常に難しい一面が見えた反面、このような分かりやすい覚悟は、見ている人へも伝わりやすかったのではないかと思いました。この結果、残念ながら今シーズン優勝の可能性は無くなってしまいましたが、次につながる素晴らしい試合であったと思っております。昨シーズン9位と過去最低の結果から、今シーズンは立て直しが必須であり、色々と大変な事はありましたが、この日の試合を見て、まだまだ東芝は終わっておらず、必ず復活出来ると感じさせてくれる内容であったと思っております。今シーズンのリーグ戦は今節で終わりですが、年明けに5位〜8位の順位決定戦が残っております。来シーズンで、復活の狼煙を大々的に上げる為に、まずはあと2戦勝利して5位でシーズンを終われるように、最後までやり切ります。皆様の多大な応援もあと2戦宜しくお願い致します。
2017年も残り僅かです。今年もたくさんの力をありがとうございました。皆さま良いお年をお迎えください。また年明けにお会いしましょう。