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ジャパンラグビートップリーグ 2017-2018 総合順位決定トーナメント第2節

2018年1月14日(日)14:00〜 秩父宮ラグビー場

東芝ブレイブルーパス 17 − 41 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
17
東芝ブレイブルーパス
41
神戸製鋼コベルコスティーラーズ
試合結果のスコアボード
チーム名 時間 T G P・G D・G 小計 合計
東芝ブレイブルーパス 前半 0 0 0 0 0 17
後半 3 1 0 0 17
神戸製鋼コベルコスティーラーズ 前半 3 2 1 0 22 41
後半 3 2 0 0 19

出場メンバー

  • 1田中 圭一
  • 2湯原 祐希
  • 3浅原 拓真
  • 4梶川 喬介
  • 5小瀧 尚弘
  • 6山本 紘史
  • 7藤田 貴大
  • 8徳永 祥尭
  • 9小川 高廣
  • 10スティーブン・ドナルド
  • 11石井 魁
  • 12渡邊 太生
  • ○13リチャード・カフイ
  • 14宇薄 岳央
  • 15コンラッド・バンワイク
  • 16森 太志
  • 17知念 雄
  • 18深村 亮太
  • 19松田 圭祐
  • 20リアム・メッサム
  • 21藤原 恵太
  • 22松延 泰樹
  • 23豊島 翔平

○印 ゲームキャプテン

交替
交替前半の一覧表
前半
   
交替後半の一覧表
後半
0分豊島 翔平(コンラッド・バンワイク)入替
13分松延 泰樹(石井 魁)入替
森 太志(湯原 祐希)入替
16分知念 雄(田中 圭一)入替
28分松田 圭祐(小瀧 尚弘)入替
32分深村 亮太(浅原 拓真)入替
リアム・メッサム(藤田 貴大)入替
藤原 恵太(スティーブン・ドナルド)入替
一時
一時の前半一覧表
前半
  
一時の後半一覧表
後半
  
カード
カードの前半一覧表
前半
  
カードの後半一覧表
後半
  
トライ
トライの前半一覧表
前半
  
トライの後半一覧表
後半
33分宇薄 岳央
38分豊島 翔平
43分宇薄 岳央

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レビュー

1月14日(日)2017−2018シーズンラストの試合は、ホーム秩父宮ラグビー場にて神戸製鋼(以下、神戸)と対戦いたしました。今シーズンラストのゲームとあって、各々の選手が色々な想いを持って試合までのシーズン最後の1週間を過ごしました。このメンバーで戦うのはこの試合が最後です。全く同じチームというのはもうありません。練習する雰囲気もやはりいつもと違っておりました。メンバーに入った選手も、メンバー外の選手も、スタッフも、今シーズンの集大成を良い形で終えて、来シーズンに繋げるという意気込みがヒシヒシと伝わります。総合順位決定戦の5位を争う試合という事で、例年になく非常にモチベーションが難しい試合ではありますが、東芝はいつの時代もスタイルは変わりません。1戦1戦全てを出し切って相手に対してぶつけるだけです。最後の週でも、激しいコンタクト練習をしっかり行い、迷いなく試合への準備を進めます。試合前日の、ジャージプレゼンテーションでは、シーズンラストという事で、選抜されたメンバーが思い思いの意気込みを語りました。この試合で東芝を離れる選手もいる中でのスピーチに、皆の目頭も熱くなりました。最後、キャプテンのカフイは、想いが溢れすぎて、涙で話しが出来ない状態になる一幕もあり、皆のボルテージは最高潮にあると感じました。その後のキャプテンズランでは、メンバー外の選手もグラウンドに立ち、最後の詰めをワンチームで整えました。あとは14日の14:00に合わせて、メンバーは各々モチベーションをコントロールして全て出すだけです。

迎えた14日14:00。神戸のキックオフで試合が始まります。まずは、強みのセットプレーでプレッシャーをかけます。ラインアウトでは、長身のベッカーを要する神戸に対しても、一歩も引くことなくプレッシャーをかけてミスを誘い、スクラムでも、ベテラン2番湯原の巧みなコントロールで、相手を翻弄しペースを握ります。しかし、この試合ここまで右肩上がりで良くなっていた細かいスキルが、ちょっとした事で乱れ、ハンドリングエラーを連発してしまいます。理由として、神戸の出足の早いディフェンスによるプレッシャー、皆が積極的にプレーし過ぎて少しずつ連携が乱れ、いつものパスが上手く通らない状況が発生します。良い流れを作れないまま、ブレイクダウンにおいてもプレッシャーをかけられて、本来やろうとしていることが出来ません。なんとか1人1人が状況を打破するために、積極的にアタックを仕掛けますが、単発の攻撃ではこの日の神戸の堅固なディフェンスを破れません。それでも、やってきたことを信じて、しっかりとエリアマネジメントをしながら神戸陣深くまで攻め込み、ゴール前のラインアウトにて再三トライを狙いにいきますが、得点に繋げることが出来ません。前半は、流れを取り戻せないまま、神戸の連続攻撃を受けて、前半13分、25分、32分と立て続けに3連続トライを許し、37分にはPGも決められ、防戦一方の展開となってしまいました。(前半 0-22)

後半に入り、なんとか流れを取り戻す為に、カフイを中心に突破を図りますが、神戸のディフェンスに対して有効な攻撃が出来ず、前半同様得点へ繋げることが出来ません。このまま終わるわけにはいかず、流れを変えるために後半15分までに4人を交代させて、継続した攻撃で状況打破を試みます。連続攻撃は少しずつ機能し始め、ゴール前まで攻め込み、まずは一つ得点するためにじっくりと攻めます。
しかし、神戸のディフェンスのプレッシャーは、更に激しく前半同様ミスを連発してしまい、中々得点まで至りません。そんな中、後半先に得点したい東芝を尻目に、神戸は少ないチャンスをしっかりものにし、後半18分にトライ、30分にはインターセプトからのトライと、またも連続トライを奪われます。(0-34)それでも誰一人諦める選手はいません。どんな状況になっても、最後の最後まで、自分たちのスタイルを誇示するためにやり抜きます。ラスト10分、リザーブの選手を全て使い、最後の勝負に出ます。直後のキックオフでマイボールを確保すると、そこからテンポよく繋ぎ、最後はこの試合初のトライを、今シーズン通して好調の14番宇薄が仕留めます。(7-34 小川ゴール成功)その後、神戸にもう1トライ奪われ、時間と点差を考えても、ここからの勝利は非常に難しい状況になりますが、スローガンを貫き、最後まで何度でもSTAND UPして攻め続けます。(7-41)後半38分、とにかく攻めるしかない状況で、変わって入った20番のメッサムを筆頭に、激しく相手をドミネートし、自陣からでも果敢に攻撃し続けると、最後は23番豊島がインゴールに飛び込みトライを奪います。(12-41 小川ゴール失敗)「まだ、こんなものではない。まだまだ自分たちのラグビーを皆に魅せるのだ」という思いの中、無常にも最後の攻撃に入ります。しかし、この最後の攻撃は、「今シーズン東芝はやはり復活してきた」と思わせる、集大成のような攻撃をします。相手のキックオフを、自陣ゴール前で捕球すると、そこから約90m、圧巻の約30フェーズを重ねます。前半、ミスを連発して、全く継続できなかったチームと同じチームとは思えない程、非常に精度の高い集中力のある攻撃を繰り出し、最後は今シーズンを象徴するかの如く、シーズン通して好調の14番宇薄がトライを決めたところでノーサイドとなり、今シーズンが幕を閉じました。

最終戦は、我々が求めていた結果ではありませんでしたが、我々の現在地を知るには非常に学ぶことが多い試合であったと思っております。来シーズン勝つためにはまだまだハードワークが必要であり、勝てるマインドを構築していかなければならないと気づかされた試合でした。
もちろん、勝って次のシーズンへ繋げる事が一番である事は分かっておりますが、この悔しさを次へのエネルギーに変える事が来シーズンへ向けての試金石になると信じ、来シーズンスタートから、もう一度しっかりとチーム作りをしてまいります。
最後に。
1年間本当に多くのご声援ありがとうございました。昨年非常に残念な結果だったにも関わらず、変わらない熱いご声援を実施頂き、スタンドが一つになったシーズンであったと思います。これに応えるべく選手・スタッフ、チーム一丸となり立て直しを図り、シーズン中盤では本来の東芝らしさを皆さんに実感して頂ける試合をすることができました。もちろん、目標とする頂上を見ることは出来なかった事は、非常に残念ではありますが、来シーズンは必ずグラウンドから、これが東芝というプレーをお見せできるように精進致します。スタンドも更に一体となって頂き、最後は皆で笑ってシーズンを終えられるように、ワンチームで戦っていきましょう。

長くなりましたが、今シーズン新たに始めたHPでのレビュー掲載を温かくご覧いただき、また会場でも「いつも見ています」と声をかけて下さり、誠に感謝申し上げます。来シーズンは、更に腕を磨き、皆様にもっと読みやすい文を、今年以上に惹きつけられる文を書けるように精進致します。来シーズンもどうぞ宜しくお願い致します。1年間誠にありがとうございました。