Japan

CSR 企業の社会的責任

2013年度のステークホルダー・ダイアログ

2013年度のステークホルダー・ダイアログ(1)
日程 2014年2月18日
場所 東芝情報機器フィリピン社(フィリピン・マニラ)
テーマ CSR活動全般について

東芝情報機器フィリピン社(TIP)はHDD(ハードディスクドライブ)の製造拠点であり、従業員数約8,000人、2002年にアジアの電機企業で初めてSA8000の認証を取得するなど、積極的なCSR活動を行っています。
TIPのVice President である、Corazon Bunagと、BSRのアジア代表であるJeremy Prepscius氏との間でCSR活動についてのダイアログを実施しました。

ダイアログでの主なコメント

2013年度のステークホルダー・ダイアログ(2)
2013年度のステークホルダー・ダイアログ(3)

Corazon:TIPの重要なステークホルダーは、従業員、サプライチェーン・顧客、株主、ローカルコミュニティなどであり、それぞれの関心事を、経済、環境、倫理の3つの観点から特定している。私達のCSR活動は、自社の競争力につながり、かつ社会の重要課題を解決するものであるべきと考えている。そしてその活動は、バリューチェーン全体のレベルアップや、新しいビジネスチャンスにつながっていかねばならない。このような考えにもとづいてTIPでは、労働・人権に関する国際規格であるSA8000(フィリピンの電機メーカーとして初めて取得)やISO14001,OHSAS18001などの認証を取得。認証を維持するためには、継続的な取り組みが必要で、時間も労力もかかるが、その活動はビジネス上の競争力にもつながるため、積極的に取り組んでいる。

Jeremy:TIPでは、フィリピン各地で実施している災害支援や製品の寄付、教育プログラムなどのCSR活動を通じて、それぞれの地域が抱える課題を共有する機会が多く、人脈も広がっているとのことだが、そこには新たな市場開拓へのヒントがたくさんあり、マーケティングやセールス部門ともうまく連携することで、地域の事情に即した新しいビジネスモデルをつくる機会を生かすことができるのではないか。

Corazon:被災地の人々に役立つ製品・サービスの提供だけでなく、地域の人々が直接生産に従事できる仕組みも考えることで、貧困問題の解決や、中長期的な経済発展に貢献したいという信念を持って、地域と一体となった活動、特に、貧困層の経済的自立をめざしたソーシャルビジネスの支援を積極的に進めている。

Corazon:サプライヤー監査については、根本的な原因の究明や改善策につながるものであるべき、と考えている。顧客とサプライヤーとの関係は、パートナーとして、マネジメント同志があるべき姿について話し合うなど、コラボレイティブなものであるべき。

Jeremy:個社で解決が難しい課題については、業界連携で推進していく方法もある。BSRが推進しているプロジェクトの中でも、「HERproject」(新興国の女性労働者の健康・衛生啓発のプロジェクト)や、「Clean Cargo Project」(運輸業界のCO2削減プロジェクト)など、成果を出している事例が出てきている。

このページのトップへ