デジタルサイネージ・業務用ディスプレイ導入事例公共施設愛知学院大学 様

良質な学修空間と環境への配慮を両立した次世代型エコキャンパスに
複数のサイネージを設置しエネルギー消費を見える化

愛知学院大学 様

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学校法人愛知学院が運営する同大学は2014年、名古屋城の近くに「名城公園キャンパス」をオープンさせました。同キャンパスは、クールスポットである名城公園の冷気をキャンパスの背後に広がる住宅街に届けられるよう建物を分散して配置したり、太陽光やガスコージェネレーションシステムを組み合わせた電力供給システムを用意したりと、次世代型エコキャンパスのロールモデルとして、関係省庁や他の学校から注目を集めています。そして同大学は、学生が集まったり、動線となったりするところに複数のサイネージを設置。これを使ってキャンパス内で消費されるエネルギーの見える化を実現。学生の環境への意識を高めています。

愛知学院大学 様

1876年に創立。建学の精神「行学一体」と「報恩感謝」に基づき、自分の可能性を見つけ、人間的魅力を発揮して社会に貢献できる人材の育成に取り組んでいます。2014年にオープンした名城公園キャンパスは、「愛知学院大学名城公園キャンパス低炭素化推進プロジェクトとして「平成27年度 地球温暖化防止活動環境大臣賞」を受賞。次世代型エコキャンパスとして注目を集めています。

山田 義丈 様
学校法人 愛知学院
法人本部 法人企画室
事務長
山田 義丈 様
【ユーザープロフィール】
学校名:学校法人 愛知学院
住所:愛知県名古屋市千種区楠元町1-100
学生数:12,000名
導入商品

選定のポイント

  • キャンパス内のエネルギー消費への気づきを与え、環境に対する意識を高める仕組みを実現できること
  • さまざまな分野で豊富な技術やノウハウ、実績を持っていること
  • 柔軟性のある対応・提案ができること

“環境都市名古屋”を象徴するようなキャンパスの実現を目指す

導入の経緯

導入の経緯

中部圏を代表する伝統校である愛知学院大学。同大学は現在、大学9学部に加え、大学院9研究科、短期大学部、さらには高度専門職業人の養成に特化した栄サテライトセンターを有しており、社会動向に対応した教育研究活動を行いつつ、時代が求める人材の育成にまい進しています。
さて愛知学院大学では2014年4月、新たなキャンパス「名城公園キャンパス」をオープンしました。このキャンパスの開設プロジェクトにおいて、先導役を務めたのが法人本部 法人企画室 事務長の山田義丈氏です。

「名城公園キャンパスは国有地を取得して新設したものですが、これにあたって私たちがキーワードとしたのがエコ。そこで、環境に配慮したサスティナブル(持続可能)なキャンパスをつくることを目標に、2011年の秋、『名城公園キャンパス低炭素化推進プロジェクト』を立ち上げたのです。」(山田氏)

なお、このプロジェクトを推進する際には、学生に我慢させるようなことがないよう、快適な学修空間を作る点にこだわったといいます。

「環境に配慮する、すなわち省エネを実現する上で、ハードルとなっていたのが学修空間の快適性の維持です。そこでプロジェクトには、私たち大学関係者のほか、設計事務所、建設業者、省CO2のシステムを構築する事業者、さらには愛・地球博の会場演出総合プロデューサーを務めたことでも有名な造園家・涌井史郎氏にもアドバイザーとして参加していただき、皆でアイデアを出し合いながら、“環境都市名古屋”を象徴するようなキャンパスの実現を目指しました。」(山田氏)

エネルギー消費への気づきを与え、環境への意識を高める仕組みを作りたい

導入時の課題と要望

導入時の課題と要望

愛知学院大学が取得した土地は、目の前に名城公園という広大な緑地が広がっていますが、ここは名古屋でも有数のクールスポットです。そこで、こうした特性を生かすべく、公園で生まれた冷気をキャンパス内に取り込むのはもちろん、その背後に広がる住宅街にも届けられるよう、4棟の建物を分棟して配置。さらに「クールアンドヒートピット」と呼ばれる地中熱利用換気システムも導入しました。

また、名城公園キャンパスでは多様な発電システムを採用しています。その狙いについて山田氏は「夏場の昼間など電力消費のピークカットに貢献するとともに、万が一の際に地域の防災拠点としての機能を果たすためです。そこで、株式会社東芝の協力を受けて実現した太陽光で発電した電気を蓄電池にためる仕組みと、ガスコージェネレーションシステムを組み合わせ、通常の電力と併用することにしました。」と説明します。

このほか、地中熱を取り込んで空調に利用したり、居室の冷暖気を廊下やトイレなど共用部の二次空調として流用したりなど、次世代型エコキャンパスを実現するため、さまざまな工夫が盛り込まれました。 また、愛知学院大学では、上記のようなシステムを用意するだけでなく、真の意味での次世代型エコキャンパスを実現するため、利用者である学生たちの環境への意識も向上させたいと考えました。

「日進、楠元、末盛といった他のキャンパスにもお手本となる次世代型エコキャンパスを実現したいと思いました。そこで、ここで学ぶ学生たちにエネルギーをいかに使っているか気づきを与え、環境に対する意識を高める仕組みを導入することにしたのです。」(山田氏)

東芝グループの持つさまざまな分野の豊富な技術やノウハウ、実績を評価

選定のポイント

選定のポイント

エネルギー消費への気づきを与え、環境への意識を日々の学生生活の中で高めていくためにはどのような方法が考えられるのか。例えば、電力消費量や発電量などの情報を表示することは、すでに多くの施設がやっていることであり、単純に見せたからといって、学生たちの意識が高まるとは限りません。そこで愛知学院大学では、この件について複数の業者に提案を求めることにしました。結果としてここから東芝グループによるサイネージソリューションが選ばれたわけですが、その理由について山田氏は以下のように説明します。

「前述した仕組みを実現できることはもちろんですが、これもできあがったら終わりではなく、随時コミッショニングやチューニングを行い、さらに進化させていかなければなりません。その際、頼りになるのは多岐にわたる方面で知見を持っている企業ですが、東芝グループはさまざまな分野で事業を展開しており、BEMS(Building and Energy Management System:ビルの設備、環境及びエネルギーを管理するためのシステム)で卓越した実績をお持ちです。それゆえ、これに裏付けされた柔軟性のある対応・提案が期待できると思い、パートナーに選びました。」(山田氏)

選定後、愛知学院大学と東芝グループの関係者は、どのような仕組みをつくるかについて議論を重ねました。この場ではSNSの活用などさまざまなアイデアが検討されましたが、最終的に学生の集まるところ、動線となるところに複数のサイネージを設置し、これを使ってキャンパス内のエネルギー消費を見える化することを決定。ここからさらにシステムの概要や表示するコンテンツの中身を詰めていきました。選定から仕様が固まるまで、実に1年の月日を要したといいます。

学生の環境への意識向上を実現、今後は他キャンパスへの展開も

導入効果と将来の展望

導入効果と将来の展望

2014年3月、名城公園キャンパスがしゅん工。商学部、経営学部、経済学部の3学部の学生が学ぶキャンパスには15個のサイネージが設置されました。高層棟のアガルスタワーの1階受付には55インチディスプレイを4枚使ったマルチディスプレイ、屋外の看板には50インチディスプレイ、食堂の通路にはタブレットといったように、それぞれの場所に合ったディスプレイが設置されており、画面にはキャンパス内の電力/ガス/水道の消費量、CO2排出量、発電量などが表示されています。

この仕組みの構築にあたって最も苦労した点は、いかにして学生に興味を持ってもらえるコンテンツを用意するかにあったといいます。そこで関係者はアイデアを得るため、東芝科学館や企業のショールームなどさまざまな施設を視察したそうです。

「こうした訪問で得られたヒントを構築に生かしています。まずサイネージについてですが、周囲の風景に違和感なくマッチするようデザインに配慮しました。また、各コンテンツの画面は株式会社東芝のデザインセンターに作成いただいたのですが、見せ方にも徹底してこだわり、長年使っても飽きの来ないよう、表示のデザインや使われる書体にもシンプルでクールなものを選びました。」(山田氏)

さらに、学生に毎日見てもらうための工夫として、学内のインフォメーションやイベントのお知らせの表示を行っています。

「こうしたインフォメーションは職員がPowerPoint®を使って作成し、デジタルサイネージコンテンツマネジメントシステムを使って表示や制御を行っており、万が一のときには地震速報など災害情報も表示できるようにしています。サイネージでこうした表示が可能になったことで、貼り紙などをする必要がなくなり、キャンパスの美観の維持が実現しました。また、このシステムは操作がわかりやすく、簡単なレクチャーを受けただけで使えますし、クラウドシステムのため運用の手間が必要ないのはありがたいですね。」(山田氏)

そして、今回の導入の最大の目的であった学生の環境への意識向上ですが、効果が見えてきたといいます。

「東芝グループの協力のもと、環境に対する意識調査を行ったところ、名城公園キャンパスの学生は他のキャンパスの学生と比べて意識が高いという結果が出ました。学外からの関心も高く、これまでに関係省庁や他の学校から多くの方が視察にやってきています。」(山田氏)

なお、この仕組みも含めた名城公園キャンパスの環境への取り組みは高く評価され、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に贈られる「平成27年度 地球温暖化防止活動環境大臣賞」を受賞しました。

今後についてですが、愛知学院大学では、このキャンパス構築で培った環境面のノウハウをすでに他キャンパスへ展開しており、検証をおこなっています。「その過程で、すでに実績のある東芝グループには期待していますので、今後とも協力いただければ。」と山田氏は語ります。

名城公園キャンパスは次世代型エコキャンパスのロールモデルとして、さらに進化・発展していくことでしょう。

導入事例はPDF形式でもご覧いただけます

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  • この記事は2016年8月29日に取材した内容を元に構成しています。記事内における数値データ、会社名、組織名、役職などは取材時のものです。
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