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プレスリリース

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キオスク端末や工場管理システムなどの産業系システム向け
2.5型HDDの商品化について

広い温度範囲で24時間連続稼動を実現
2010年11月16日
「MK1060GSCX」の写真
「MK8050GACY」の写真

 当社は、キオスク端末や工場管理システムなどの産業系システム向け2.5型ハードディスク装置(HDD)として100GBの「MK1060GSCX」と80 GBの「MK8050GACY」を商品化し、12月から量産を開始します。

 「MK1060GSCX」と「MK8050GACY」は、温度や振動条件の厳しい動作環境で稼動する車載用HDDで培った当社技術を応用した商品です。PC用などのHDDに比べ広い温度範囲注1で使用できるとともに、24時間連続稼動が可能なので、キオスク端末や工場管理システム、ATM、監視カメラ、デジタルサイネージなどさまざまな環境で連続稼動するシステムに適しています。

 「MK1060GSCX」は高速転送が可能なシリアルATAインターフェース(Serial ATA 2.6)、「MK8050GACY」はパラレルATAインターフェース(ATA-7)を採用しており、顧客ニーズに合わせて提供することができます。

 また、新商品は、EU(欧州連合)RoHS指令注2に適合し、「MK1060GSCX」はハロゲンフリー注3を実現しました。さらに、製品ライフサイクルにおけるCOの削減など、人と環境に配慮した商品です。

注1
24時間連続稼動をしない場合の温度範囲は、「MK1060GSCX」は動作時-30℃~+85℃、非動作時-40℃~+95℃、「MK8050GACY」は動作時-20℃~+70℃、非動作時-40℃~+95℃。24時間連続稼動の場合の温度範囲は-15℃~+70℃(HDD筐体表面)。PC用などのHDD「MK7559GSXP」の温度範囲は、動作時+5℃~+55℃、非動作時-40℃~+60℃。
注2
RoHS:Restriction of the use of certain Hazardous Substances
EU(欧州連合)で、コンピュータや通信機器・家電などで特定有害物質(鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB(ポリ臭化ビフェニール)、PBDE(ポリ臭化ジフェニルエーテル))の使用禁止を定めた指令。2006年7月から施行。
注3
塩素および臭素を対象とし、それぞれの濃度を自主基準値以下(それぞれ900ppm以下で、合計1,500ppm以下)に管理しています。

新商品の概要 

型 名

記憶容量

温度特性

動作時

非動作時

24時間

連続稼働時

MK1060GSCX

100GB

-30℃ ~ +85℃

-40℃ ~ +95℃

-15℃ ~ +70℃

(HDD筺体表面)

MK8050GACY

80GB

-20℃ ~ +70℃

商品化の背景と狙い 

 近年、キオスク端末や工場管理システム、ATM、監視カメラ、デジタルサイネージなどさまざまな温度環境や振動環境で24時間連続稼動する産業系システムが増加しています。そこで、当社は約75%注4の高い世界市場シェアをもつ車載用HDDで培った技術を応用し、広い温度範囲での稼動と24時間連続稼動を両立したHDDを商品化しました。当社は今後も産業系システム用、車載用、PC用、エンタープライズ用などそれぞれの用途でのニーズに応え、HDDの商品化を進めていきます。

注4 2009年一年間で。(東芝調べ)

新商品の主な特長 

1.厳しい環境温度への対応と24時間連続稼動を実現

 産業系システム向けHDDには、PCなどに搭載されるHDDに比べ、厳しい環境温度への対応が要求されます。当社は、車載用HDDで培ってきた環境性能に優れた磁気記録技術や部品信頼性技術により、「MK1060GSCX」は動作時-30℃~+85℃、非動作時-40℃~+95℃、「MK8050GACY」は動作時-20℃~+70℃、非動作時-40℃~+95℃を実現しています。
 また、当社独自の信頼性設計技術の適用により、-15℃~+70℃の広い温度範囲(HDD筺体表面)で24時間連続稼動を実現しました。なお、ノートPC用などのHDD「MK7559GSXP」の温度範囲は、動作時+5℃~+55℃、非動作時-40℃~+60℃です。

2.高い耐振動性を実現

 産業系システム向けHDDには、PCなどに搭載されるHDDに比べ、2~3倍の高い耐振動性が要求されます。当社は、可動部品の軽量化や筐体の高剛性化を図り基本構造の耐振動性を向上させるとともに、ヘッド位置を的確に補正する制御技術を採用しています。これらの技術により、「MK1060GSCX」は24.5m/s2(50~200Hz)、「MK8050GACY」は19.6m/s2(50~200Hz)という耐振動性を実現し、安定したデータアクセスが可能です。

3.環境への配慮

(1)ライフサイクルによるCO2排出量削減効果

 本商品は、装置の消費電力を抑えることや、原材料製造時の環境負荷を減らすことなどにより、製品ライフサイクルにおけるCO2削減効果として年間、「MK1060GSCX」は520g注5、「MK8050GACY」は490gのCO2を削減しています。

注5 2000年度モデル「MK2016GAP」との比較。当社のLCA(ライフサイクルアセスメント)評価法による。連続稼動を想  定。

(2)RoHS指令に適合

2006年7月施行のEU(欧州連合)RoHS指令に適合しています。

(3)ハロゲンフリー(「MK1060GSCX」)

 塩素および臭素を対象とし、それぞれの濃度を自主基準値以下(それぞれ900ppm以下で、合計1,500ppm以下)に管理しています。

当社グループの環境ビジョンについて

当社グループは、「地球内企業」として持続可能な地球の未来に貢献するため、「東芝グループ環境ビジョン2050」を策定し、総合環境効率を2000年度基準で2050年度までに10倍に高める目標を掲げています。この実現に向け、「東芝がモノを作るときのエコ“Green of Process”」、「東芝の作る製品がエコ“Green of Product”」、さらに、効率の高いエネルギー供給機器の開発などの「環境技術で貢献するエコ“Green by Technology”」、の3つのGreenで地球との共生や豊かな価値の創造のための取り組みを行っていきます。当社グループは、こうした環境への取り組みを一層加速するとともに、広く訴求するため、「ecoスタイル」をグローバル統一ブランドと定めています。詳細は以下をご覧ください。
URL: http://www.toshiba.co.jp/env/jp/management/vision2050_0_j.htm


 新商品の主な仕様 

 

MK1060GSCX

MK8050GACY

記憶容量

100GB

80GB

ディスク枚数

1

ヘッド数

1

2

平均シーク時間

12msec

16msec

回転数

4,200rpm

インターフェース

Serial ATA 2.6

ATA-7

インターフェース速度

1.5Gb/s

100MB/s

外形寸法

(W)69.85mm×(D)100.0mm×(H)9.5mm

質量

96g(typ.)

エネルギー消費効率注6

0.0080

0.010

区分名

D

温度特性

動作時

-30℃ ~ +85℃

-20℃ ~ +70℃

非動作時

-40℃ ~ +95℃

24時間連続稼働時

-15℃~+70℃(HDD筺体表面)

気圧特性

(高度)

動作時

495hPa(5,650m注7
~ 1,050hPa(-300m注7

505hPa(5,500m注7
~ 1,050hPa(-300m)

非動作時

193hPa(12,000m注8) ~ 1,050hPa(-300m)

耐振動性

動作時

29.4m/s2 , 3G

(8~50Hz)

24.5m/s2 , 2.5G

(50~200Hz)

19.6 m/s2 , 2G

(200~500Hz)

29.4m/s2 , 3G

(5~50Hz)

19.6m/s2 , 2G

(50~200Hz)

9.8 m/s2 , 1G

(200~500Hz)

非動作時

49m/s2 , 5G(10~500Hz)

24時間連続稼動

可能注9

1メガバイト(MB)は1,000,000バイト、1ギガバイト(GB)は1,000,000,000バイトで計算しています。

注6
省エネ法で定める測定方法により測定した消費電力を省エネ法で定める記憶容量で除したものです。
注7
参考値(国際民間航空機関の換算式によります。温度などの条件によって異なります。)
注8
参考値(理科年表によります。温度などの条件によって異なります。)
注9
ミッションクリティカルシステムに要求される高稼働率運用には対応していません。

お客様からの商品に関するお問い合わせ先:

HDD事業部
TEL : 03(3457)2445 
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