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第76回 JABA東京スポニチ大会
予選リーグ 第2戦

2022年3月7日(月) 8:56〜11:20
試合時間:2時間24分 神宮球場

東芝ブレイブアレウス 11 − 4 JR東日本東北
11
東芝ブレイブアレウス
 4 
JR東日本東北
試合結果のスコアボード
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
東芝 1 0 1 0 8 0 1     11
JR東日本東北 0 0 3 1 0 0 0     4

(7回コールド)

【本塁打】吉田 潤 【三塁打】--- 【二塁打】大庭 樹也、小川 裕生、田中 達朗、長沢 吉貴
【バッテリー】【投手】藤村 哲之 ― 岡本 拓也 ― 粂 直輝
       【捕手】中村 浩人

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レビュー

 打線爆発! 第76回東京スポニチ大会 決勝トーナメント進出決定!

 スポニチ大会2戦目は7日JR東日本東北との対戦となった。JR東日本東北は初戦を鷺宮製作所に勝利しているため1勝同士の戦いとなった。
 JR東日本東北は、これまで都市対抗野球に27回、日本選手権には19回出場しているチーム。創部は1919年と歴史あるチーム。

 東芝の第2戦の先発マウンドに上がったのは左腕の藤村投手。コントロールとボールのキレが持ち味。昨年善、吉村投手と共に先発と勝利投手数が最も多い投手の一人。JR東日本東北は右腕の竹本投手で試合が始まった。
 東芝の打線は1回戦と同じメンバー。
 東芝は初回に得点する。2番太田選手と4番吉田選手のヒットで1死1・2塁を作ると、5番谷川選手がセンターへタイムリーヒットを放ち1点を先制する。3回にも2死から吉田選手のライト超え本塁打で1点を加点し2-0とする。
 藤村投手は、JR東日本東北の立ち上がりの1、2回は三者凡退で抑えていたが、3回に2本のヒットと四球で作られた2死満塁から、走者一掃となるライト線への3塁打を打たれ一挙に逆転されてしまう。2-3。更に続く4回にも先頭打者にライトスタンドへ本塁打を打たれ2-4とリードを許す。

 

 東芝打線は5回に爆発する。起爆剤となったのは昨日のヒーロー9番中村選手。無死からサードへの内野安打で出塁すると、四球と投手エラーで無死満塁にチャンスが拡大する。ここで3番小川選手が右中間を破る2塁打を放ち2点を追加してあっさり同点とする。吉田選手は三振に倒れたが、1死2・3塁から谷川選手が今日2本目となるタイムリーを放ち5-4と逆転。6番福山選手が四球を選び再び満塁とすると、7番大庭選手がレフトへのタイムリーを放ち6点目を加点。満塁が続くところで代打に立った田中選手がレフトオーバーの走者一掃となる2塁打を放ち更に3点を加点。更に残ったランナーを長沢選手の左中間2塁打で生還させて、この回一挙8得点を挙げて10-4とした。見事な総攻撃であった。

 逆転後の5回藤村投手が波に乗れない。1死から安打と四死球で1死満塁とされ、次打者を三振に仕留めたところで、ベンチは岡本投手にマウンドを託す。岡本投手は期待に応えて後続を三振に打ち取ってくれて10-4のまま。

 東芝は攻撃の手を緩めない。7回の攻撃では、代打で登場した法政大からの新人諸橋選手が四球で出塁し、犠打で2塁へ進むと、代打からそのまま守備についていた8番田中選手が、今日2本目となるタイムリー2塁打を放ち1点を加点して11-4とする。

 7回の守備では安打と死球でランナーを許すものの、2死から昨日もマウンドに上がった新人粂投手を起用して得点を許さなかったため、7点差のコールドゲームで勝利した。またその後行われた同ブロック内の他チームの試合結果によって、今日の内に9日の決勝トーナメント進出が決定した。

 今日の試合は先取点を奪った後に逆転を許す形になったものの、打線が奮起してくれて勝利した試合となった。0死満塁では、最初の打者の結果次第で、0点もあるし大量得点にもなると言われている。今日その場面で打席に立ったのは、今大会これまでヒットが無かった3番小川選手。小川選手はプレッシャーもあったのかも知れないが、強烈な打球で右中間を破る同点打を叩き出してくれた。同点になった事で後続打者の力みも少なくなり、攻撃が太い線になり大量得点パターンにできたのだと思う。

 明日は決勝トーナメントを決めた中での予選の戦いとなるが、好調維持と更なるステップアップを目指してしっかりした戦いを繰り広げて欲しい。