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第76回 JABA東京スポニチ大会
予選リーグ 第3戦

2022年3月8日(火) 12:37〜16:30
試合時間:3時間53分 大田スタジアム

東芝ブレイブアレウス 3 − 8 鷺宮製作所
 3 
東芝ブレイブアレウス
 8 
鷺宮製作所
試合結果のスコアボード
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 合計
鷺宮製作所 0 0 0 0 0 0 1 1 0 1 5 8
東芝 1 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 3

(延長10回からタイ・ブレーク)

【本塁打】--- 【三塁打】--- 【二塁打】田中 達朗、船木 吉裕
【バッテリー】【投手】西村 王雅 ― 北山 比呂 ― 福本 翼 ― 松山 仁彦
       【捕手】中村 浩人

レビュー

予選リーグ2勝1敗で決勝トーナメントへ!

2戦全勝で迎えたスポニチ大会3戦目は鷺宮製作所との対戦。
鷺宮製作所は、都市対抗野球にはこれまで15回、日本選手権には13回出場しているチーム。創部は1958年。
今大会ではこれまで2敗。

8日の太田スタジアムのマウンドに上がったのは、期待の新人左腕の西村投手。智弁学園高出身で昨夏の甲子園準優勝投手。体は171cmと決して大きくはないが、左のスリークォーターから、腕を鋭く振ってコントロール良く直球と変化球を投げ分ける。高卒新人としては大きな舞台のマウンドになったと思うが、緊張した様子は全く感じられない堂々とした投球を展開した。初登板は5回を投げて無失点という結果だった。特に5回に迎えた1死満塁のピンチでも動揺することなくセカンドゴロダブルプレーに打ち取る見事な投球を見せてくれた。今後が楽しみである。

今日の打線は3番セカンド田中、4番ファースト谷川、5番サード船木、6番レフト諸橋がこれまでの2試合とは違うところ。決勝トーナメント進出を決めているため、より多くの選手に出場機会を与える意図が伺える。

東芝は1回に2番太田選手から連続4本のヒットをたたみかけて1点を先行し、試合はその1-0のまま進行する。
東芝の守りは、6回から継投に入り、まず右腕 北山投手をマウンドに上げる。続く7回は左腕 福本投手へ継投するが、その福本投手が3本のヒットを打たれて同点にされてしまう。更に続く8回には3本のヒットを繋げられ、1死満塁となったところで左腕 松山投手へ継投するが、松山投手の投球がワイルドピッチとなる間に逆転を許してしまう。1-2。

東芝の攻撃は、1回に4安打した後は散発の2安打に抑えられていたが、逆転された直後の8回は長沢選手の内野安打をきっかけに谷川選手がライトへのタイムリーを放ち追いつく。2-2。

試合は9回では決着せず、そのまま延長戦に突入し、10回からは無死1・2塁で攻撃を始めるタイブレークとなる。
10回鷺宮製作所に1点を許すが、その裏の攻撃で3番田中選手のライトへのタイムリーヒットで追いつく。3-3。

11回、松山投手が相手打線につかまってしまう。四死球や3本のヒットで5点を奪われてしまい、8-3での敗戦となって2勝1敗で予選を終了した。

今日の試合は若手選手の経験や、多くの選手への出場機会という点でも良い試合にすることができたと思う。期待に応えてこれからが楽しみな力を見せてくれた選手もいる。但し10回の攻撃では同点に追いついた後に、1死満塁のサヨナラのチャンスの場面が続いたが勝ち切れなかった。難しいオーダーではあるかも知れないが、こういう場面であっさり勝ち切れるチームになって欲しい。成功体験(勝利体験)は失敗の原因(敗因)を考えさせるよりも遥かに人を成長させる。勝ち癖をつけて欲しい。

明日はいよいよ決勝トーナメント。まず準決勝は宿敵ENEOS。明日は2つ勝って優勝する!楽しみに期待している。