第76回 JABA東京スポニチ大会
決勝トーナメント 準決勝戦
2022年3月9日(水) 8:59〜12:04
試合時間:3時間5分 明治神宮野球場
東芝ブレイブアレウス | 3 − 2 | ENEOS |
- 3
- 2
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東芝 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 |
ENEOS | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
JABA関東地区連盟公式チャンネルアーカイブ映像:準決勝
【本塁打】--- 【三塁打】--- 【二塁打】長沢 吉貴
【バッテリー】【投手】善 武士 ― 藤村 哲之 ― 吉村 貢司郎
【捕手】中村 浩人
エース3人の継投による接戦を勝利し決勝へ!
9日第76回東京スポニチ大会準決勝を神宮球場でENEOSと対戦した。
ENEOSは、都市対抗野球にこれまで51回(優勝11回)、日本選手権には24回出場している同じ神奈川県の強豪チーム。創部は1950年。
今大会の予選を3勝0敗で勝ち上がってきた。
東芝の先発は善投手。昨年、吉村投手、藤村投手と共に先発と勝利投手数が最も多い投手の一人。打線は1、2戦と同じメンバー。
ENEOSのマウンドは左腕の山岡投手。
先制したのは、4回のENEOS。先頭打者がショートへの内野安打で出塁すると犠打で2進。2死2塁からレフト前へタイムリーヒットを打たれて1点を失う。続く打者に四球で歩かせた2死1・2塁から再びレフトへタイムリーを打たれて、2-0とリードを許してしまう。
先制された翌5回の攻撃で東芝打線は直ぐに同点に追い付く。先頭の5番小川選手がセカンドへの内野安打で出塁すると、6番福山選手も強硬策に応えてライト前へのヒットで続き0死1・3塁とする。ここで7番大庭選手がライト前へのタイムリーを放ちまず1点。1死1・2塁となったところで、9番中村選手がライトへタイムリーを放って1死満塁となる。続く1番長沢選手がセンターへ犠牲フライで3塁ランナーを生還させて同点とする。2-2。
同点とした5回から東芝は2戦目に先発しエースの一人藤村投手に継投する。藤村投手は登板した5回に2つの四死球と安打で2死満塁のピンチを招くが、後続を打ち取ってくれた。8回にも先頭打者に二塁打を打たれて1死3塁のピンチを招くが、ここも踏ん張ってくれた。
東芝打線も6回から継投した2番手の右腕糸川投手と8回から継投してきた左腕加藤投手に抑えられて得点できなかったため、試合は延長戦に突入した。
10回東芝の攻撃は、先頭に右打者船木選手を代打で送り込む。船木選手は期待に応えてくれてレフトへのヒットで出塁する。犠打で送った1死2塁から、1番長沢選手が2塁打を放ち勝ち越し点を奪って3-2とする。
ENEOS も簡単には終わらせてくれない。1死からライトへの2塁打で1打同点のピンチを作られる。ベンチは疲れの見え始めた藤村から1戦目に先発したエースの一人、吉村投手をマウンドに上げて勝負に出る。吉村投手は四球を与えたものの、後続を遊飛と三振に打ち取りゲームセット。決勝戦への進出を決めた。
両チーム投手力、守備力のレベルが高く、ザ・社会人野球と言って良いような、手に汗握る好ゲームであった。エース投手3人の起用や、代打や作戦等のベンチの采配に選手がしっかり結果を出して応えてくれた価値ある勝利であった。
この波に乗って次の決勝戦も勝利を期待する。