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第44回 JABA日立市長杯選抜野球大会 準決勝戦

2022年4月20日(水) 8:47〜11:44
試合時間:2時間57分 日立市市民運動公園野球場

東芝ブレイブアレウス 2 − 4 SUBARU
 2 
東芝ブレイブアレウス
 4 
SUBARU
試合結果のスコアボード
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
SUBARU 0 0 0 1 1 0 0 2 0 4
東芝 0 0 0 0 1 0 1 0 0 2

【本塁打】--- 【三塁打】--- 【二塁打】石川 桜太
【バッテリー】【投手】柴田 祐斗 ― 松山 仁彦 ― 福本 翼 ― 岡本 拓也 ― 近藤 凌太 ― 西村 王雅
       【捕手】柴原 健介

レビュー

 第44回日立市長杯選抜野球大会 準決勝敗退

 4月20日、日立大会予選リーグを1位で通過した東芝はSUBARUと準決勝を戦った。

 SUBARUは1953年創部のチームで群馬県太田市を活動拠点としている。都市対抗には27回(準優勝2回)、日本選手権に16回(優勝2回)出場している。

 準決勝の東芝の先発は右腕柴田投手。
 打線は1番に指名打者金子選手、8番にライト太田選手、9番に捕手柴原選手が入ったところが変わったところ。
 SUBARUの先発は左腕の阿部投手。

 柴田投手はコントロールの良い順調な立ち上がりを見せて、3回まで1安打に抑えてくれていたが、4回に2死から甘く入った変化球を5番打者にレフトへ本塁打を打たれ先制を許す。続く5回にも7番打者に左中間スタンドへ打球を運ばれ0-2となる。ここで東芝は投手の継投に入り、左の松山投手をマウンドに上げる。松山投手は大きく曲がる変化球を巧みに使って、7回まで追加点を与えない投球で反撃体制を作ってくれた。

 東芝は3回には2本の安打で2死1・3塁を作るなど押し気味の攻撃を行っていたが、丁寧に低めをつく阿部投手の前に、アウトカウントを取られてからの出塁が多く得点には結びついていなかったが、5回の攻撃で1点を奪う。やはり2死後から2つの四球で作った2死1・2塁から3番松本選手がライトへのタイムリーを放ち1点を返す。
 6回にも2死からの大庭選手のレフトへの安打に続き代打石川選手のレフト線への2塁打で2死2・3塁を作るが得点には至らない。
 追いついたのは7回。この回先頭の金子選手がショートエラーで出塁すると、2番長沢選手もレフトへの安打で続き、0死1・2塁の好機を作る。続く松本選手の犠打がキャッチャーフライとなってしまい1死1・2塁となるが、代打福山選手のファーストゴロで2死2・3塁へランナーを進める。ここで代打の諸橋選手がライトへのタイムリーヒットを放ち3塁走者は生還するが、2塁走者がサードへ帰塁するところでアウトになってしまい、この回の攻撃は同点で終わってしまった。

 8回から東芝のマウンドには福本投手を上げて守りを整えるが、先頭打者のセンターへの安打と犠打で1死2塁のピンチを招く。ここでベンチは岡本投手に継投するが、2死後に四球を与えてしまい2死1・2塁を作られる。このピンチの場面でレフトへタイムリーを打たれ勝ち越しを許してしまう。更に代わった近藤投手もレフトへのタイムリーを打たれて1点を追加されて2-4となる。

 SUBARUが8回からマウンドに上げてきた右上投げの山本投手に東芝は2イニングを抑えられて2-4での敗戦となってしまった。

 今日の試合SUBARUが6安打で4得点。東芝は9安打で2得点。無死からの出塁はSUBARUが2回で東芝は1回とどちらが勝っても不思議のない試合内容となったが、本塁打2本が勝敗に大きく影響した試合になった。
 接戦の試合に勝利するには、今日の試合に出てしまった犠打や走塁のミスも反省・改善すべき点である。また、アウトカウントが少ない段階でいかに出塁するか、タイムリーをいかに打つかは難しい課題ではあるが、攻撃や守りを線で繋ぐ視点も含めて徹底的に取り組むべき課題でもある。
 都市対抗・日本選手権共に本大会は5試合を5連勝しないと優勝出来ないトーナメント戦であり、5戦を勝ち抜く体力(選手層等)も必要になってくる。今日の試合でも東芝のマウンドに新人の西村投手が上がり三者凡退に抑えてくれているし、今大会では多くの選手に出場機会が与えられて良い結果を出した。この経験も活かして更に強いチームを作って行って欲しい。