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第52回 JABA東北大会
予選リーグ 第3戦

2022年5月9日(月) 8:23〜11:26
試合時間:3時間3分 石巻市民球場

東芝ブレイブアレウス 3 − 4 JR北海道硬式野球クラブ
 3 
東芝ブレイブアレウス
 4 
JR北海道硬式野球クラブ
試合結果のスコアボード
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
東芝 0 0 0 0 0 1 0 1 1 3
JR北海道
硬式野球クラブ
0 0 0 0 1 0 3 0 X 4

【本塁打】--- 【三塁打】--- 【二塁打】小川 裕生
【バッテリー】【投手】藤村 哲之 ― 粂 直輝 ― 福本 翼 ― 西村 王雅
       【捕手】柴原 健介 ― 中村 浩人

レビュー

 第52回東北大会 予選リーグ3戦目
 JR北海道に敗れ予選敗退

 2勝で迎えた予選リーグ3戦目は5月9日石巻市民球場で、予選リーグ1勝1敗のJR北海道硬式野球クラブと戦った。JR北海道硬式野球クラブは1909年創部で、都市対抗には16回、日本選手権に9回出場している歴史あるチーム。

 東芝の3戦目の先発は左腕 藤村投手。
 打線は1・2戦目と替えて石川、柴原、大庭選手を起用したのと、打順も若干組み替えて以下のラインナップとなった。1番センター長沢、2番サード岡部、3番セカンド松本、4番DH金子、5番レフト小川、6番ファースト福山、7番ライト石川、8番捕手柴原、9番ショート大庭。
 JR北海道の先発は右のオーバースロー大崎投手。

 東芝の攻撃は、1,2回共に2死1・2のチャンスを作るがタイムリーヒットには繋がらない。4回には失策と四球で得た1死1・2塁で大庭選手がレフトへのヒットを打つが、走者がホームでタッチアウトになってしまいなかなか得点に繋がらない。

 一方の藤村投手はいつもより四球も多くランナーの出塁を許すが点を与えない粘り強い投球を続ける。2回も3本の安打を打たれながらダブルプレー等で凌いで0点に抑えてきたが、5回に先制を許す事になる。この回の先頭打者に左中間への2塁打を打たれると、犠打で3塁に送られる。続く打者のサードゴロで飛び出したランナーの挟殺プレーとなるが、このプレー時に走者の進路を塞ぐ走塁妨害を発生させてしまい1点を失う。0-1。

 東芝は6回からJR北海道のマウンドに上がった左腕夏井投手を攻めて直ぐに追いつく。1死から5番小川選手が右中間の2塁打で出塁すると、続く福山選手のレフトへの安打と、石川選手の死球で作った1死満塁から、柴原選手がライトへ犠牲フライを打ち同点とする。1-1。

 東芝は7回から継投に入り帝京大からの新人粂投手をマウンドに送るが、今日はこれが裏目に出る。先頭の打者を死球で出塁させてしまうと、次打者の犠打を粂投手が2塁へ悪送球してしまい0死1・2塁となる。更に次の打者を四球で歩かせてしまい0死満塁を作られると、ライトへのタイムリーヒットを打たれてまず1点を失う。続く代打の打者にもライト線へ2塁打を打たれて2点を追加される。まだ0死2・3塁でピンチが続くが、代わった福本投手がスクイズの空振りを取る等で後続を断ち切ってくれてこの回を3点で終える事ができた。1-4。

 残りのイニングが少なくなった8回の東芝の攻撃。1死から福山選手の四球と石川選手の内野安打で作った2死1・2塁から代打田中選手がライトへタイムリーヒットを放ち1点を追い上げる。2-4。続く9回も岡部選手と松本選手の連打で0死1・2塁を作るが、続く4番、5番が外野フライに打ち取られてしまい2死となったため万事休すかと思われたが、福山選手がレフトへタイムリーを打ち1点を返して同点への期待が高まる。しかし続く石川選手がセカンドゴロに倒れて、3-4の敗戦となってしまった。

 この敗戦の結果、Aブロックでは東芝とJR北海道硬式野球クラブが2勝1敗で並んだが、直接対決で東芝に勝ったJR北海道硬式野球クラブが決勝トーナメントに進む事になった。

 本大会も投手力は安定していたと思うが、攻撃は今日の試合も三者凡退は2イニングだけでランナーの出塁は多かったものの、あと1本がなかなか出なかった。この東北大会は全体を通じてその傾向が強かったように思う。また、5回まで9本のフライアウトも少し多い気がする。いよいよ今月末には都市対抗予選が始まるが、コンディションを整えて臨んで欲しい。
 地方大会は年3大会あるが、2018年以降の12大会(2020年大会無し)で予選を突破したのは計8回ある。その内優勝が3回と準優勝が2回ある。
 今年も2004年以来のスポニチ大会を制しているようにチーム力は確実に向上している。昨年都市対抗の出場を逃したプレッシャーはあると思うが、自分達の努力や執念を信じて戦って欲しい。