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2022年 JABA秋季神奈川県企業大会 第1戦

2022年9月26日(月)10:25〜13:24
試合時間:2時間59分 等々力球場

東芝ブレイブアレウス 4 − 5 三菱重工East
 4 
東芝ブレイブアレウス
 5 
三菱重工East
試合結果のスコアボード
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
三菱重工East 1 0 0 1 0 0 3 0 0 5
東芝 0 0 0 1 3 0 0 0 0 4

【本塁打】--- 【三塁打】--- 【二塁打】岡部 祐太、柴原 健介
【バッテリー】 【投手】吉村 貢司郎―粂 直輝―松山 仁彦―近藤 凌太 【捕手】柴原 健介

レビュー

2022年度JABA秋季神奈川県企業大会が始まり、初戦は三菱重工East相手に4−5で惜しくも敗れる。

三菱重工Eastとは都市対抗西関東予選(2−1勝利)以来、今シーズン2度目の対戦。

先発ピッチャーは三菱重工Eastが前回と同じく新人ながら主戦の森投手。東芝はドラフト上位候補のエース吉村投手で始まった。

東芝の先発オーダーは1番サード金子、2番センター岡部、3番セカンド松本、4番キャッチャー柴原、5番DH福山、6番ファースト吉田、7番レフト石川、8番ライト谷川、9番ショート大庭。

先制したのは三菱重工East。初回、吉村の立ち上がりを攻め2死2塁とすると4番小柳選手の打球は三遊間を抜け1点先制(0対1)される。変化球で上手く打ち取ったが飛んだコースが良かった。

早めに追いつきたい東芝だがヒットは出るもののあと1本が出ず3回までは無得点。

そうなると流れは三菱重工Eastへ、迎えた4回の守備で東芝にミスが出た。ヒットと盗塁で1死2塁とされ、ショートゴロの送球をファースト吉田選手が捕球エラーで2点目を許す(0対2)。

その裏の東芝は1死から頼れるベテラン勢、福山、吉田、石川選手の3連打で満塁とし、3年目の谷川選手が1、2塁間を抜くタイムリーヒットで1点を返す(1対2)。
谷川選手は初球の甘いストレートに全く反応せず、相手バッテリーからすれば変化球狙いと感じたのか、2球目もストレートを続けたところを見事に仕留めた。平馬監督の考える野球が浸透し、打席で1球1球駆け引きをしているのが印象的。
1点を返し尚も1死満塁の場面で続く9番大庭選手はストレートに差し込まれ6−4−3のダブルプレー。犠牲フライでも良かった場面だけに最低あと1点が欲しかった。

東芝の先発・吉村投手は本調子ではないもののストレートと変化球のコンビネーションで5回までを2失点でまとめる。

迎えた5回裏の攻撃で東芝打線が繋がった。先頭の金子選手が死球で出塁し、牽制悪送球と岡部選手の送りバントで1死3塁とすると3番松本選手がライトへ同点タイムリー(2対2)、続く4番に入った柴原選手がレフト線への2塁打で1死2、3塁とし、好調の5番福山選手が崩されながらも変化球を捉えライトへの2点タイムリー(4対2)で逆転に成功。
福山選手のバットコントロールはチームでもトップクラスで、この打席では追い込まれてはいたが技術の高さを見せつけた。

このまま逃げ切りたい東芝だがやはり強打の三菱重工East打線も黙ってはいない。
迎えた7回、疲れの見える吉村投手からヒットと四球で満塁とされ、3番中山選手に2点タイムリーを打たれ同点(4対4)とされたところで期待の新人右腕・粂投手に交代。
続く4番小柳選手に四球を与え満塁となり、5番汐月選手のセカンドゴロの間に1点が入り勝ち越しを許す(4−5)。
結局これが決勝点となり4−5で敗退となった。

この日は守備でのミス、走塁ミス、チャンスで確実に得点に結びつけることが出来なかったため最後に1点が届かなかった印象。
また、戦力が拮抗している社会人野球において接戦を勝ち抜くためにも終盤の粘りや追い込まれた時に普段の力を発揮するためにメンタルの強さが必要であると感じた。

次戦は9/28(水)、今年の都市対抗覇者ENEOS戦。
バッテリーを中心に守備から攻撃に転ずる東芝らしい野球を展開して、勝利で企業大会を終えてもらいたい。