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2022年 JABA秋季神奈川県企業大会 第2戦

2022年9月28日(水)10:18〜13:32
試合時間:3時間14分 等々力球場

東芝ブレイブアレウス 2 − 3 ENEOS
 2 
東芝ブレイブアレウス
 3 
ENEOS
試合結果のスコアボード
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
ENEOS 1 0 2 0 0 0 0 0 0 3
東芝 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2

【本塁打】--- 【三塁打】--- 【二塁打】谷川 刀麻、福山 亮
【バッテリー】 【投手】藤村 哲之―松山 仁彦―粂 直輝―西村 王雅―近藤 凌太 【捕手】中村 浩人

レビュー

2022年度JABA秋季神奈川県企業大会2戦目。
今年の都市対抗覇者ENEOS相手に2−3で敗退し3位で終了。

今シーズンENEOSとはスポニチ大会(3対2勝ち)、春季神奈川県企業大会(2対7負け)、都市対抗西関東予選(7対5勝ち)に続き4度目の対戦。

先発ピッチャーはENEOSが阿部投手、東芝は藤村投手。両チーム若手の左腕対決で始まった。

東芝の先発オーダーは1番サード金子、2番センター岡部、3番セカンド松本、4番DH柴原、5番ファースト福山、6番レフト石川、7番キャッチャー中村、8番ライト谷川、9番ショート大庭。

この日も東芝は初回からピンチを招く。先頭打者に四球を与え、2番川口選手にはレフト前ヒットを打たれ無死1、3塁。続く3番安本選手が初球の変化球をレフトに弾き返し先制(0対1)を許す。尚も満塁のピンチとなるがここは藤村投手が粘りを見せ6、7番打者から連続三振を奪い何とか1失点で凌いだ。

東芝打線も初回から得点圏にランナーを進めるが2回までは無得点に終わる。

3回に両チームが点を取り合う。先ずはENEOS。2死1塁から6番丸山選手が甘く入った変化球を捉え、右中間への2ランホームラン(0対3)。失投を逃さず1発で仕留めるところはさすがのENEOS打線。3点のリードを許す厳しい展開となった。

裏の東芝の攻撃、何としても出塁したい場面で先頭の8番谷川選手がライト線への痛烈な2塁打。早めに1点を返したい東芝は続く大庭選手が手堅く送り、1死3塁のチャンスを作る。ここで金子選手がセンターへ弾き返し1点を返す(1対3)。続く岡部選手のセカンドゴロを相手が弾き(失策)ラッキーな形で1死1、3塁となる。続く3番松本選手がきっちりとレフトへの犠牲フライ(2対3)を放つ。
この場面、2ボールからの3球目を逆方向に飛距離のあるフライを打ち上げたが、左VS左で球威のある投手との対戦を考えれば簡単ではないはず。逆方向への方が打球は上がりやすいとはいえ、強引にいきたくなる場面。長年東芝の主軸を張ってきた松本選手の経験値が上回る打撃力であり、チャンスでこういった仕事が出来ればチームも勝ち上がっていけるはず。

後続は倒れ2対3のまま試合は中盤へ。
守備のリズムを変えたい東芝は早めの継投で2年目の左腕・松山投手がマウンドへ。
ヒットは打たれるも要所を締め4、5、6の3イニングを無失点に抑える好投。
一方ENEOSも早めのスイッチで同じく4回から主戦の関根投手がマウンドへ。こちらも3イニングを無失点に抑え、試合は前半とは打って変わって膠着状態へ。

次の1点がどちらに入るかがポイントとなる中、両チームとも7回から3番手の投手がマウンドに上がる。ENEOSは左のエース加藤投手。東芝は一昨日に続き大事な場面で新人の粂投手をマウンドへ送る。両投手ともに落ち着いた投球で1点差の緊張感ある終盤を無失点に抑える。

2対3で迎えた最終回、東芝は先頭の福山選手が変化球を上手く打って左中間への2塁打で出塁。1死3塁を作り同点としたい東芝は続く石川選手が送りバントを試みるもファーストへの飛球となり進められず1死2塁。ここでENEOSはメジャーリーグで活躍した田澤投手がマウンドに上がる。何とか1本欲しい東芝だが変化球中心の攻めで後続が抑えられゲームセット。

一昨日の三菱重工East戦に続き1点差での敗退。
投手は立ち上がりの失点、野手は中盤以降の攻撃など課題は残ったが、松山投手、粂投手の好投もあり収穫もあったはず。
夏の都市対抗西関東予選ではENEOS、三菱重工East相手に連勝。今回の企業大会では連敗。これが社会人野球であり神奈川でしのぎを削りあう3チームの現状。ここから1歩抜け出すためにも若手の更なる台頭に期待をしたい。

次の公式戦は10/8(土)から始まる伊勢・松阪大会。
この大会を弾みにして是非日本選手権に繋げてもらいたい。