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第70回 JABA伊勢・松阪大会
予選リーグ 第1戦

2022年10月9日(日)8:24〜10:17
試合時間:1時間53分 ダイムスタジアム伊勢

東芝ブレイブアレウス 0 − 7 大阪ガス
 0 
東芝ブレイブアレウス
 7 
大阪ガス
試合結果のスコアボード
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
東芝 0 0 0 0 0 0 0     0
大阪ガス 0 0 0 2 0 5 X     7

(7回コールド)

【本塁打】--- 【三塁打】--- 【二塁打】---
【バッテリー】 【投手】松山 仁彦―粂 直輝 【捕手】柴原 健介

レビュー

第70回 JABA伊勢・松阪大会が始まり、グループリーグ初戦は大阪ガス相手に0−7(7回コールド)で敗戦。

今日の対戦相手、大阪ガスはここ近年の主要大会で最も安定した結果を残している強豪チーム。
2018年都市対抗優勝、2019、21年の日本選手権優勝は記憶に新しい。
過去、公式戦での対戦は2018年の京都大会までさかのぼり、その時は9−2(7回コールド)で勝利している。

今日の先発ピッチャーは大阪ガスがプロ注目のエース河野投手。東芝は期待の若手左腕、松山投手で始まった。

東芝の先発オーダーは1番レフト石川、2番ショート岡部、3番サード金子、4番セカンド松本、5番ファースト福山、6番キャッチャー柴原、7番DH諸橋、8番ライト谷川、9番センター太田。

両チームともに初回からヒットは出るものの3回までは無得点。
東芝はなかなか得点圏まで進めることができず、河野投手のテンポ良い投球に抑えられる。特に右打者への外角ストレート、左打者への内角ストレートの制球が良く、この投手の生命線とも言えるだろう。
一方、大阪ガスの攻撃はランナーが出るものの3回までに3つのダブルプレー。松山投手の両サイドを使った投球、それを柴原捕手が上手く引き出し相手に的を絞らせない。

そして迎えた4回裏(大阪ガスの攻撃)に試合が動く。
1死から3番打者の打ち取ったサードゴロを1塁セーフ(記録はヒット)としてしまう。足の速い打者ではあるが、捕球後すぐに投げていればアウトのタイミング。ここで盗塁を決められ続く打者が四球、ショートゴロで2死1、3塁となり、6番打者の打球はセンター後方への大飛球。懸命に追いフェンス手前でボールはグラブに触れるも捕球できずタイムリー3塁打(0対2)とされ先制を許す。バッテリーにとっては痛い失点となってしまった。

5回表、東芝の攻撃でチャンスが、先頭の福山選手が甘く入ったストレートを見事に仕留めセンター前ヒットで出塁。続く5番柴原選手のところでエンドランを仕掛けるも三塁ゴロで1死2塁となる。ここで新人・諸橋選手の打球は1、2塁間を破るライト前ヒット。2塁ランナーは3塁でストップもライトからの送球がやや高くなると、打者走者の諸橋選手は躊躇なく2塁まで行く好走塁。相手野手の一瞬のスキを見逃さない判断で1死2、3塁とする。一打同点の状況で続く谷川選手は差し込まれながらもセンターへのフライ。やや浅かったが打球が高かった分3塁ランナーは迷わずスタート。間一髪、ランナーの足が先に入ったように見えたがホームタッチアウトとなりこの回無得点。
この場面、相手二遊間の守備体系は定位置のため、そこにゴロを転がせば確実に1点は入る。そのぐらいの気持ちで自分自身を楽にして打席に入ることで本来の打撃ができるかもしれないと感じた。

なかなか流れを引き寄せられない東芝は5回から右サイドハンドの新人・粂投手をマウンドに送る。勢いある投球で重苦しい試合の雰囲気を変えてもらいたいところ。5回裏は切れ味鋭い投球で3者凡退に抑える。
早めに1点を返したい東芝だが6回の攻撃も無得点でホームが遠い。

その裏、ビックイニングを作られる。
先頭の2番打者の当たりは詰まりながらもライト前、続く打者にはレフト前、ファーストゴロで1死1、3塁とされたところで5番打者に痛烈なセンターへのタイムリーヒット(0対3)を打たれる。その後も3塁打、犠牲フライ、本塁打を許し、この回一挙5失点(0−7)。

7回表、東芝の攻撃は3者凡退で終わり7回コールドゲームでの敗戦となった。

この日は4回に守備でのミス(記録はヒット)、打ち取った打球を確実にアウトにする、チャンスではどんな形でも良いので得点に結びつけることができず相手を上回れなかった。

次戦は10/11(火)、予選リーグ2戦目の相手は三菱自動車岡崎。
ミスや負けからの学びを日本選手権に繋げなければいけない。