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第70回 JABA伊勢・松阪大会
予選リーグ 第2戦

2022年10月11日(火)12:49〜15:38
試合時間:2時間49分 ドリームオーシャンスタジアム

東芝ブレイブアレウス 6 − 5 三菱自動車岡崎
 6 
東芝ブレイブアレウス
 5 
三菱自動車岡崎
試合結果のスコアボード
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
三菱自動車岡崎 0 0 0 0 0 0 0 5 0 5
東芝 0 0 0 0 0 0 0 5 1X 6

【本塁打】--- 【三塁打】--- 【二塁打】小川 裕生、大庭 樹也、岡部 祐太
【バッテリー】 【投手】吉村 貢司郎―柴田 祐斗―福本 翼―岡本 拓也 【捕手】中村 浩人

レビュー

第70回 JABA伊勢・松阪大会グループリーグ2戦目は三菱自動車岡崎相手に6−5(9回サヨナラ)で勝利し1勝1敗となる。

この日の三菱自動車岡崎は近年の公式戦では対戦していない相手。両チームともに情報がそれほどない中での対戦となった。

先発ピッチャーは三菱自動車岡崎が主戦の坂巻投手。東芝はドラフト上位候補のエース吉村投手。

東芝の先発オーダーは1番ライト太田、2番センター岡部、3番レフト小川、4番ファースト吉田、5番サード船木、6番DH諸橋、7番キャッチャー中村、8番ショート大庭、9番セカンド堀米。
昨日の1戦目から7名が入れ替わり、ベテラン、若手関係なくレギュラー争いしてチーム力をアップさせてもらいたい。

初回、東芝先発の吉村投手が三者連続三振を奪い見事な立ち上がりを見せる。続く2、3回も三者凡退に抑え、予定の3イニングを完璧に投げ切る。この日はストレート、変化球の精度ともに抜群で、打者9人から6個の三振を奪う圧巻の投球を披露した。

攻撃は2回2死から8番大庭選手が四球で出塁し、すかさず盗塁を決めて2死2塁のチャンスを作る。ここで9番堀米選手の打球は1、2塁間へのゴロとなり、相手セカンドが飛び込んで捕球するも1塁はセーフ(記録は内野安打)。その間に2塁ランナーの大庭選手は一気にホーム突入を狙うがタッチアウトとなり無得点に終わる。

4回、東芝は柴田投手がマウンドに上がる。ストレートの球速、質も素晴らしく3イニングを無失点に抑える好投。
その後はベテラン左腕の福本投手が1イニングを無失点。
打線は三菱自動車岡崎の先発坂巻投手に7回まで3安打に抑えられ両チームともになかなか得点が奪えない。

迎えた8回、両チームにビックイニングが訪れる。
先ずは三菱自動車岡崎がこの回から登板した東芝のベテラン右腕岡本投手を攻め立てる。先頭の7番打者にセンター前ヒットを許し、続く8番打者が送りバントを試みるもここは中村捕手が素早い動きで2塁ホースアウト。1死1塁から9番打者にレフト線への打球はタイムリー2塁打(0−1)となり、ついに均衡が破れる。その後も2塁打、四球、ホームランを打たれこの回一挙5失点。

その裏、東芝打線もこの回から登板した北畑投手から8番大庭選手が変化球を上手く打ちレフト前ヒットで出塁。9番堀米選手が四球で無死1、2塁とし、1番の新人・太田選手が痛烈なレフト前ヒットを放ち無死満塁のチャンスとなる。ここで岡部選手がセンター前に弾き返し1点(1−5)を返す。岡部選手は前の打席では併殺打に倒れていたが、この打席では見事なバッティングを見せてくれた。続く3番ベテランの小川選手が変化球を上手く合わせ、ライト線への2点タイムリー2塁打(3−5)を放つ。尚も無死2、3塁のチャンスで4番吉田選手のサードゴロの間に3塁ランナーが返り(4−5)1点差まで追い上げ尚も1死2塁。この場面、最低限の仕事はしてくれているが、右方向に打ち、1点を返し尚も1死3塁のチャンスを作れれば更に良かった。このあと相手の守備のミスで同点(5−5)とし、東芝もこの回一挙5得点で振り出しに戻した。

試合は9回に入り、続投の岡本投手が5失点した前の回から修正し、無失点に抑える。そうなれば流れは一気に東芝へ。
9回先頭の8番大庭選手が右中間フェンス直撃の2塁打で出塁すると四球、三振で1死1、2塁としたところで前の打席でタイムリーヒットを打っている岡部選手。ストレートを完璧に捉え打球は前進守備のレフトを越えサヨナラ勝ちとなった。

この日は7回まで吉村投手―柴田投手―福本投手が無失点に抑える好投で試合を作り、攻撃では5点差とされた8回と同点の9回でいずれも先頭打者となった大庭選手の出塁が大きかった。試合を決めた岡部選手含め中堅・若手が活躍すればチーム力もアップする。
相手先発の左腕を崩せなかった等の課題はあるが、終盤での粘りは日本選手権に繋がると感じた。

次戦は10/12(水)、予選リーグ3戦目の相手は東海理化。
サヨナラ勝ちの勢いを試合前半から見せてもらいたい。