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ジャパンラグビートップリーグ
2018-2019 第4節

2018年9月22日(土)16:30〜 秩父宮ラグビー場

東芝ブレイブルーパス 29 − 14 コカ・コーラレッドスパークス
29
東芝ブレイブルーパス
14
コカ・コーラレッドスパークス
試合結果のスコアボード
チーム名 時間 T G P・G D・G 小計 合計
東芝ブレイブルーパス 前半 4 2 0 0 24 29
後半 1 0 0 0 5
コカ・コーラレッドスパークス 前半 1 1 0 0 7 14
後半 1 1 0 0 7

出場メンバー

  • 1橋本 大吾
  • 2森 太志
  • 3浅原 拓真
  • 4小瀧 尚弘
  • 5ロス・ハイレットペティ
  • 6リーチ マイケル
  • 7山本 紘史
  • 8徳永 祥尭
  • 9藤原 恵太
  • 10マイク・ハリス
  • 11宇薄 岳央
  • 12ジョニー・ファアウリ
  • ○13リチャード・カフイ
  • 14豊島 翔平
  • 15コンラッド・バンワイク
  • 16湯原 祐希
  • 17三上 正貴
  • 18知念 雄
  • 19大野 均
  • 20藤田 貴大
  • 21藤井 淳
  • 22中尾 隼太
  • 23ジョネ・ナイカブラ

○印 ゲームキャプテン

交替
交替前半の一覧表
前半
26分大野 均(ロス・ハイレットペティ)入替
交替後半の一覧表
後半
0分知念 雄(浅原 拓真)入替
15分湯原 祐希(森 太志)入替
藤井 淳(藤原 恵太)入替
22分三上 正貴(橋本 大吾)入替
24分藤田 貴大(リーチ マイケル)入替
26分ジョネ・ナイカブラ(宇薄 岳央)入替
31分中尾 隼太(マイク・ハリス)入替
一時
一時の前半一覧表
前半
  
一時の後半一覧表
後半
  
カード
カードの前半一覧表
前半
  
カードの後半一覧表
後半
  
トライ
トライの前半一覧表
前半
12分豊島 翔平
17分浅原 拓真
21分山本 紘史
33分コンラッド・バンワイク
トライの後半一覧表
後半
35分豊島 翔平

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レビュー

1勝2敗で迎えた第4節。
4節と5節の間に一週間のバイウィークを挟むため、リーグ前半をなんとしても2勝2敗で折り返したいこの一戦。パナソニック戦の敗戦から何を得て何を学ぶか、応援して下さる方へ成長と結果をしっかり伝えることが出来るか、非常に大事な一戦となりました。

まずは、試合に向けての準備段階を振り返ります。
パナソニック戦は、負けはしましたが、東芝らしい良いプレーも随所に垣間見ることができた試合でしたので、その良い部分を練習においても継続しました。
試合への良い準備は、試合に出場するメンバーだけではできません。
この週は、練習でのメンバー外選手のスイッチが非常に良い状態で入っていました。
メンバーの練習台、という感覚は微塵もなく、非常に激しく、タイトに体を当て続け、時にはメンバーを圧倒する場面もありました。
練習で試合以上のタイトな状況を作ることは、試合中に相手を圧倒できることに繋がります。
年間を通して一番やり合うのは、チームメイトです。チーム内の競争無くしてチームの成長はありません。
メンバー外の選手が非常に熱をもって準備を行った一週間。
今試合のジャージプレゼンテーションは、常にメンバー外を激しいプレーで鼓舞し、いつメンバーに入ってもいいコンディションである、センターの増田選手が行いました。
増田選手からは、「今までやってきたことを体現できるのは今回メンバーに選ばれた23名だけです。僕たちメンバー外も、東芝ラグビーを体現して勝つために練習してきました。けれど、今回は選ばれませんでした。選ばれなかった以上は23人のメンバーに託すしかありません。メンバー外としての務めを果たすべく、今週の練習もメンバーに対して激しくやり合いました。明日はそのメンバー外の強い想いとともに東芝ラグビーを体現して、大勝しましょう。頑張って下さい!」と想いを伝え、一人一人にジャージを渡しました。

試合は、コカ・コーラのキックオフで始まります。
開始直後から、激しく相手にプレッシャーをかけますが、ミスもありコカ・コーラに先制を許してしまいます。(東芝0−7コーラ)
前半11分:先制はされましたが、その後は慌てること無く継続してアタックを繰り返し敵陣に入ります。接点で激しく前に出ると、相手のディフェンスを内側に寄せ、人数のオーバーラップを作り、大外で待っていた14番豊島がトライを奪います。(東芝7−7コーラ)
前半16分:そこからしっかりと流れを維持し、この試合を通して常に優勢なスクラムで圧倒し、ゴール前ラインアウトモールから3番浅原がトライを奪います。(東芝12−7コーラ)
お互いミスは多い試合ですが、その後もチャンスをしっかりとものにして連続トライを奪います。
前半20分:9番藤原が抜けたところを、7番山本が素晴らしいサポートでトライを重ねます。(東芝19−7コーラ)
前半33分:コカ・コーラのアタックをゴール前でしっかりと防ぎ、ターンオーバーしたボールを15番バンワイクが80mを走り切り、4連続トライで完全に試合を支配します。(東芝24−7コーラ)

後半に入っても、流れは変わらず、東芝の強みである接点の激しさやセットプレーで相手を圧倒しますが、良い流れにはなるものの、ミスが多く中々トライまで結びつきません。
後半最初から、3番浅原に代わり18番知念、後半15分には2番森から16番湯原、9番藤原から21番藤井、22分には1番橋本から17番三上と、流れを変えるべく早めにベンチも動きます。
交代した21番藤井が、うまくボールをさばき、良い突破で流れを演出しますが、汗で手が滑る状況もあり、ミスの連発から追加点まで至りません。良い流れをスコアに結びつけられないと、その流れは相手に渡ってしまいます。
後半23分:東芝陣のラインアウトから、コカ・コーラがトライを決め、後半最初も相手にスコアを許してしまいます。(東芝24−14コーラ)
このままでは、3トライ差で得ることができるボーナスポイントを獲得できません。
リザーブメンバーも全て出場し、総力戦で最後までトライを奪いにいきます。
後半34分:再度原点に返り、まずはスクラムで相手を圧倒してペナルティーを奪い、確実にコカ・コーラ陣深くまで攻め込みます。最後は14番豊島が、フラッグギリギリに飛び込んでこの日2つ目のトライを奪い、再び3トライ差のリードを奪います。(東芝29−14コーラ)
残り時間は、コカ・コーラの連続アタックをしっかりと止め、試合終了となりました。

試合の総評としては、前半の連続トライは良かったものの、全体的にミスの多い試合となり、ファンの皆様にこれぞ東芝という試合内容をお見せすることは出来ませんでした。
しかし、途中交代した選手が試合終盤でしっかりと役割を果たして、チームに勢いを与えられたことは、メンバー外も含めてチーム力の底上げが出来ている証拠であり、今後に向けての好材料になると思います。
シーズンはまだまだ続きますので、チーム内競争を活性化させることで、チーム力の向上に努めてまいります。
東芝らしさをお見せするにはまだまだ至らなかったことは、今後の反省点となりますが、最低限の目標である、ボーナスポイントを獲得したことで、自力での4位以内へ望みを繋ぎました。チームとしての伸びしろは間違いなくまだありますので、今後もチーム一丸となり精進してまいります。
次節のヤマハ発動機戦も、非常に大事な一戦です。
アウェーでの試合となりますが、変わらぬ応援をどうぞ宜しくお願い致します。