チーム名 | 時間 | T | G | P・T | P・G | D・G | 小計 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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前半 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
後半 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 | ||
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前半 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 | 39 |
後半 | 4 | 3 | 0 | 2 | 0 | 32 |
出場メンバー
- 1田中 圭一
- 2橋本 大吾
- 3知念 雄
- 4梶川 喬介
- 5サム・トムソン
- 6○リーチ マイケル
- 7マット・トッド
- 8山本 紘史
- 9ジャック・ストラトン
- 10中尾 隼太
- 11松岡 久善
- 12ティム・ベイトマン
- 13セタ・タマニバル
- 14桑山 聖生
- 15豊島 翔平
- 16平田 快笙
- 17金 寛泰
- 18眞壁 照男
- 19小瀧 尚弘
- 20藤田 貴大
- 21高橋 昴平
- 22桑山 淳生
- 23ジョネ・ナイカブラ
○印 ゲームキャプテン
交替
前半 | ||
---|---|---|
後半 | ||
---|---|---|
7分 | 金 寛泰(田中 圭一) | 入替 |
13分 | 小瀧 尚弘(サム・トムソン) | 入替 |
ジョネ・ナイカブラ(松岡 久善) | 入替 | |
19分 | 高橋 昴平(中尾 隼太) | 入替 |
20分 | 平田 快笙(橋本 大吾) | 入替 |
眞壁 照男(知念 雄) | 入替 | |
25分 | 藤田 貴大(山本 紘史) | 入替 |
40分 | 桑山 淳生(ジャック・ストラトン) | 入替 |
一時
前半 | |
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後半 | |
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カード
前半 | |
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後半 | |
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トライ
前半 | |
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後半 | |
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28分 | 豊島 翔平 |
概要
レビュー
第2節は今シーズン最初のホームゲーム。秩父宮ラグビー場にてクボタスピアーズ(以下:クボタ)と対戦しました。
昨年11月、今シーズンの練習試合一戦目においてクボタと対戦した際には苦杯を喫したため、これまでに至るハードワークを経て、この数ヶ月でのチームの成長を実感するにふさわしい、喜ばしい結果となるはずでした。
しかし、今シーズン初勝利を湯原FWコーチに捧げるには至らず、苦い結果となりました。
応援してくださるファンの皆さまにとっても、大変残念な結果となってしまいましたが、東芝の再起を懸けて、今節もレビューをお送りします。
試合の週初、まずはチーム内へ向けてメンバー発表が行われます。
同時に、メンバー外であるK9(メンバー外の呼称:過去レビュー参照
http://www.toshiba.co.jp/sports/rugby/result/2019/15_rsl.htm#review)が決まります。
そして、ブラックアダーHCより、今週のK9リーダーに1年目の伊藤鐘平選手が指名されました。
1年目の選手をリーダーにするということは大変珍しく、HCからの期待を感じました。
良い試合には、良い準備があってこそ。メンバー外の選手には仮想の対戦相手チームになり切る役目があり、どれだけ出場メンバーに「対クボタ」をイメージさせることができるのかがとても重要です。
今節のジャージプレゼンターは、このレビューを毎週綴る採用普及担当の望月が務めました。
「東芝の優勝を経験した立場として務めてほしい」というHCからの申し出により、東芝の過去も現在も知る人間として、これまでの経験が勝利に向けての何らかのヒントとなり少しでもみんなの役に立つものになってくれたら、という思いで受けさせていただきました。
「長い間、内からチームを見ていて確信した、試合に向けての心構え、勝つチームにある要素を、是非みんなに伝えたいと思います。それは『自信と余裕』です。
『自信』とは、読んで字のごとく自らを信じること。そして、自らを最後まで信じ切るためには『覚悟』が必要です。覚悟を決めるということは、自らの全ての時間を懸けるということ。中途半端なやり方ではだめです。色々なことを犠牲にしてでも、自分の全てを注いで最後までやり切るということが大事なのです。今からジャージを受け取るメンバーは、その『覚悟』をもって過ごしてきたからこそ、選ばれているのだと思います。
次に『余裕』を生み出すためには『準備』が大切です。丁寧に準備をしてきたという自負があるからこそ、勝負どころで余裕を生み出せます。試合中に余裕が生まれると冷静な判断に繋がり、自然とミスが減ってやりたいことを遂行しやすくなります。
この1週間、K9とともにしっかりと準備に時間をかけてきたと思います。『自信と余裕』それは即ち『覚悟と準備』がもたらす、試合に勝つための大きな武器です。良いチーム、試合に勝つチームには、これら武器が必ず備わっています。
今まで築き上げてきた土台の上に、みんなの『自信と余裕』を重ねて、新たな東芝を作り上げていきましょう!」
現役時代に一緒にプレーした選手や自分が採用した選手、と多岐にわたるメンバーの顔ぶれを見ながら話していると、長くチームに在籍していることに対し改めて感慨深い想いを憶えました。
試合当日は、ホームゲームという好条件も相まって、チームにも力がみなぎります。
しかし、その結果と試合内容は、残念ながら期待から大きく外れたものとなってしまいました。(最終スコア:東芝 7-39 クボタ)
何故そうなってしまったのか、その原因を考えてみたいと思います。
全ての局面において悪かったのかと言われると、試合を振り返ってみれば決してそうではないことが分かりました。
前半は、準備してきたディフェンス面も機能し、中盤で相手のボールを奪う場面も多く見られました。また、自陣深くまで攻め込まれてもゴール前で粘ってトライを防ぐなど、準備してきたことや意識しようと心掛けた部分は、随所に見受けられました。
しかしラグビーは、あらゆる競技の中でもディフェンス一辺倒では勝てないスポーツです。勝つためには、どんな場面でも「攻める姿勢」が欠かせないスポーツなのです。前半は風上という条件も功を奏し、クボタ陣深くまで再三攻め込み決定的な好機の場面をいくつも作りますが、ミスにより自滅して得点を重ねることができませんでした。
試合中には、自分たちに傾く「流れ」が必ずあります。どれだけ良い内容の試合をしていても、チャンスをしっかりと得点に繋げられなければ流れは徐々に相手チームに移り今度は劣勢に立たされ苦しい状況になります。
この試合は、その悪循環が顕著に出ました。
もちろん得点をチャンスに繋げ結果を残したクボタは素晴らしかったと思いますが、今節一番の敗因は、相手チームとの実力差以前に意識や規律など自らがコントロールすべき部分の不完全さにより流れを逸したことでした。
負けた言い訳のベクトルを外へ向けるのは簡単ですが、それではチームの成長は望めません。その針路を自分たちに向け修正し、辛抱強く改善を重ねれば必ず立て直せると思います。
試合の翌週に行われた最初のミーティングでブラックアダーHCは、「我々が今の問題を解決する糸口は他でもないこのチームの中にある。それは自分たちでコントロールできるものであり、必ずしも何かを大きく変えなければいけないものではない。現状、我々が求めた結果にはなっていないが、確実に成長していることは間違いない。ただ、更に成長するためには、一度原点に立ち戻り、同じ失敗を繰り返さないように考えよう。そのためにはやはり準備が大事。準備とエクスキューション(実行・遂行)を繰り返していこう。求める答えは、常に自分たちの中にある」と述べました。
やはり、この試合は自信も余裕もまだまだ足りませんでした。
今一度、覚悟を決めて準備を重ね、自信と余裕を持って試合に臨めるよう、1分1秒を無駄にせず成長していきたいと思います。
次節は3月6日(土)14:00〜 岩手県の釜石鵜住居復興スタジアムにて、三菱重工相模原ダイナボアーズと対戦します。
今年は東日本大震災から10年となる節目の年です。
我々東芝ラグビー部は、これまでも多くの復興支援に微力ながら携わってまいりました。
応援してくださる方々へ、メッセージ性のある心に響く試合をお届けすることが我々に出来る一番の復興支援であると思っております。
次節の応援もどうぞ宜しくお願いいたします。
ジャパンラグビートップリーグ2021の第2節は2月27日(土)に秩父宮ラグビー場にて、クボタスピアーズと対戦した。
今回も試合新型コロナウイルス感染症対策として、会場上限5,000人で試合が行われた。
試合は開始早々に東芝が敵陣ゴール前でラインアウトのチャンスを獲得するも得点することが出来ず、そのまま拮抗した戦いが続いた。
前半24分相手チームにトライを奪われ0-7で前半を折り返す。
後半1分、相手チームにトライを奪われ0-14、後半7分、15分にはそれぞれペナルティーゴール、16分、23分にはトライを奪われ、0-32とする。
後半28分、キックカウンターから中盤でラックを作ると右に展開、タマニバル選手がゲインラインを突破すると、ラックから橋→トッド→ストラトン→豊島と細かくパスを繋ぎ、最後はボールを受けた豊島が50mを走り切りトライ。桑山(聖)のゴールキックも決まり7-32とする。
東芝はその後、ナイカブラ選手のビックゲインなどでチャンスを作るも得点を重ねることが出来ず、後半39分、相手チームにトライを許し7-39で敗れた。