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航空保安システム

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多くの航空機が安心・安全かつ効率よく目的地に到着できるように貢献しています。

ILS (計器着陸装置)

※ Instrument Landing System

全国の空港に導入されている航空機の着陸を支える装置

着陸のために進入中の航空機に対して、滑走路への進入コースを指示する無線着陸援助装置です。当社は日本全国の空港にILSを配置し、航空機利用者の安全に貢献しています。
パイロットはILSを使用することで、夜間及び悪天候時等の視界が不十分な状況でも正確な進入経路を確認できます。特に霧や雨などで滑走路が見えにくい場合、人間の目視による判断が難しくなるため、ILSは地上の電波を使って安全に滑走路まで航空機を誘導します。

製品の特徴

ILSは主にLOC(※1),GS(※2),T-DME(※3)で構成されています。
ILSが航空機を滑走路まで正確に誘導することで、安全性が飛躍的に向上します。

※1:LOC(ローカライザー装置) Localizer
航空機に誘導電波を発射して左右の進行方向を示す装置
※2:GS(グライドスロープ装置)  Glide Slope
航空機に誘導電波を発射して上下の進行方向を示す装置
※3: T-DME(空港用距離測定装置) Terminal Distance Measuring Equipment
航空機からの質問信号に対して応答信号を返し航空機までの距離を測定する装置

ILS (計器着陸装置)

VOR/DME (超短波全方向式無線標識施設/距離測定装置)

※ VHF Omnidirectional Radio Range / Distance Measuring Equipment

全国の空港及び航空路に設置され地上から飛行中の航空機に方位情報と距離情報を提供する装置

方位情報を提供するVOR、距離情報を提供するDMEを組み合わせることで、航空機はVOR/DMEからの情報をもとに自身の飛行位置を確認しながら正確なルートを飛行できます。

製品の特徴

VORは、全方向に無指向性の基準信号と、特定の方向に指向性の可変信号を送信します。航空機はこれらの信号を受信し、基準信号と可変信号の位相差を比較することで、パイロットはVORから見てどの方角にいるかを確認することができます。
DMEは、UHF帯の電波を使用し、航空機から送信された信号が地上局で受信され再び航空機に返送されるまでの時間を測定することで航空機との距離を示します。これにより、パイロットは航路上にあるDMEとの距離を把握し、目的地までの正確な距離を知ることができます。

VOR/DME (無線標識装置/距離測定装置)

SSR (航空管制用二次監視レーダー)

※ Secondary Surveillance Radar

日本の空を飛ぶ航空機を監視する航空管制装置

航空機の位置を探知し、航空機の誘導や航空機同士の間隔を設定する管制のために使用されます。当社は日本全国にSSRを配置し日本の空の安全に貢献しています。

製品の特徴

航空機は、SSR装置から発する質問電波を受信すると、機上のATCトランスポンダー(航空交通管制用自動応答装置)から各機に固有の応答信号を発射し、地上のレーダー表示画面上に航空機の識別、高度並びに緊急事態の発生等を表示します。
航空路監視用SSRでは半径約250NM(約460km)範囲内の航空機の監視がおこなわれています。

SSR (航空管制用二次監視レーダー) SSR (航空管制用二次監視レーダー)

航空保安システムは、2025年2月に東芝インフラシステムズ(株)より事業移管を受けました。