INTERVIEW 社員の声
技術は奥深い…
後輩を教えることが自らの成長に
システム製造技術者/気象防災分野
K.S
2016年度入社
学生時代の専攻:ロボット工学
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入社の決め手は?
学生時代に学んだ技術を最大限に活用できる企業を探していた際、講師から現在の会社を紹介され、会社説明会に参加しました。
説明会では、レーダー事業だけではなく、宇宙分野、ロボット、電波応用機器など、多岐にわたる製品を製造していることに非常に興味を持ちました。特にレーダー事業においては、製造から点検まで一貫して従事できる点や、日本全国に製品が設置されていることから出張の機会が多く、仕事の合間に観光が楽しめるのではないかと期待したのも正直なところです。また、福利厚生が充実している点も大きな魅力でした。 -
あなたの仕事自慢
私が在籍する部署では製造・現地調整・点検までを一貫して担っています。入社時から気象レーダーの製造に携わっていますが、それ以外にも航空管制レーダーや発電機点検ロボット、鉄道関連の製品など、多くの事業分野に携わる機会があり、幅広い知識と経験を積むことができます。
また、現地調整などの際には関係者しか立ち入ることのできない場所での作業もあり、貴重な体験ができることもあります。 -
福利厚生はどのくらい活用している?
年次有給休暇が24日付与されるため、毎年計画的に予定を立てて、趣味の時間やリフレッシュのために利用しています。
フレックスタイム制度も導入されているので、病院に行くときや簡単な用事をこなすときなど、出社と帰宅時間を調整することができます。
自律的な時間管理が必要になりますが、仕事とプライベートのバランスを取りながら効率的に働くことができ、非常に便利です。 -
入社して、成長できたと思うところは?
入社時はレーダー技術に関する知識が全くありませんでしたが、会社の研修や実務経験を通じて徐々にレーダー技術の理解を深めることができ、現在では見学者に対して分かりやすく説明できるようになりました。
また、後輩への技術指導で彼らの成長をサポートする役割を担っていますが、指導により気づかされることもあり、自分の成長にもつながっていると感じます。
今年から労働組合の執行部に在籍し、普段仕事で関わらない人とも交流する機会が増え、勉強になることがたくさんあります。 -
学生時代の自分に送るアドバイスは?
レーダーに関する知識や技術が全くない状態で、仕事ができるのかという不安がありました。しかし、入社してみると研修や業務を通じて自然と知識や技術が身についていくことが分かり、心配は杞憂に終わりました。
もし不安であれば、無線系の資格試験の勉強をすると基礎的な知識が身に付き、よりスムーズに業務に取り組むことができると思います。
会社では資格取得推進のため、決められた資格試験合格者に報奨金が支給される制度がありますので、入社後の合格を目指して勉強するのもおすすめです。

CAREER STEP
キャリアステップ
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1-3年目
1年目システム製造部に配属。気象レーダーの製造を主に行い、製造作業全体の流れや装置について学ぶ。
2-3年目新型フェーズドアレイ気象レーダーの製造、現地調整作業に従事。
空港ドップラーレーダーの製造についてもスキル習得。 -
4-7年目
4-5年目現地出張において調整作業責任者を任され、装置の組立、調整作業を行う。
製造業務の他に点検業務にも従事。6-7年目気象レーダーは一通り任されるようになり、発電機点検ロボットや試験治具等の製造、調整作業を行う。
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8-9年目
8年目航空管制レーダーの現地作業に従事し、業務分野の幅を広げる。
9年目製造案件増加により、気象レーダー分野に復帰。

PROCESS
開発設計の流れ
システム製造プロセス
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組立・配線
部品配置図や配線図を見ながら、電気部品や機械部品を組み合わせて、製品を作り上げます。
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単体試験調整
試験要領書に則って試験をおこない、機械系統や電気系統が設計した通りに正しく動作するか確認します。
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総合組立試験
すべての構成品を組み合わせて、システムとして設計通りに動作・機能するか試験をします。
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出荷・据付
システム製品をお客様の元へ運搬できるように一度解体してから出荷し、現地で再度組み立ててシステム製品にします。
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性能試験・運用
運用するサイトに応じた最適な調整や性能試験を行います。お客様が安心して運用できるように信頼性の高い製品作りを心掛けています。
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保守
納入後も定期的なメンテナンスや緊急時のオンコールにも対応し、社会インフラの安全・安心を守ります。

