くるまのリスク
くるまのリスク
毎日の運転は、慣れてくるほど「いつもの道・いつもの所作」になりがちです。けれど交通事故の多くは、ほんの一瞬の見落としや“ありふれた場面”で起きます。交差点での出会い頭や追突、右折時の判断ミスは死亡・重傷事故の中心で、発生件数ベースでは追突と出会い頭が約6割を占める年もあります。運転そのものに加えて、駐車中の当て逃げやいたずら、天候や飛来物による車両損傷など、車を取り巻くリスクは走っている時も止まっている時も絶えません。
まずは「どんな場面で何が起こりうるか」を具体的に押さえ、そのうえで自動車保険の選び方をわかりやすく解説します。
この記事のポイント
- ①強制保険である自賠責保険の補償範囲は限定的。任意保険で幅広い補償を。
- ②運転する人・走らせ方・クルマが変わったときに見直す。
- ③東芝ザ・用心坊なら大口団体割引に加えて手厚い事故対応も。
くるまに関する主なリスク
運転中のリスク
信号のない交差点での見落とし、右直事故(対向直進車の見誤り)、車間の詰めすぎによる追突、脇見や漫然運転による認知遅れ――こうした“日常にありそう”な瞬間が、重大な事故の入り口です。統計でも、死亡事故の型では正面衝突・路外逸脱・工作物衝突を束ねた類型や、歩行者横断中、出会い頭が上位を占め、一般事故(人身)でも追突と出会い頭の組み合わせが大きな割合を占めます。
出典:第2節 令和5年中の道路交通事故の状況 | 令和6年交通安全白書(全文) - 内閣府
駐車中のリスク
買い物から戻ったらバンパーに深い擦り傷、朝出社しようとしたらドアに線キズ、夜の強風で看板が飛んできてフロントガラスが割れている――駐車中は「当て逃げ」「いたずら」「飛来・落下物」の被害が典型です。
加害車が特定できない当て逃げは、警察への届出と現場・車両の写真記録が肝心で、状況によっては車両保険(一般型)での修理が現実的な救済手段になります(限定型は対象外のことがあります)。ドラレコや駐車監視モード、防犯カメラの位置を意識した駐車、夜間はできるだけ明るい場所を選ぶ――といった“停め方の工夫”が、発見・特定の可能性を上げます。
その他くるまに関するリスク
長雨や台風の後の冠水路へ進入してエンジンが停止してしまう、雹(ひょう)でルーフがへこんでしまう、強風で飛んだ屋根材が当たる――天候に起因する損傷は運転に非がなくても発生します。とくに地下駐車場や河川沿いの低地では短時間で水位が上がり、短時間で「全損」相当のダメージに至ることもあります。走行中に強い雨脚・冠水表示を見たら迂回・待避が基本。駐車は高いフロアや屋内を優先し、天候警報の日はカーカバーや養生、そもそも乗らない選択も立派なリスク低減です。
任意保険が必要な理由
車を購入した際に自賠責保険には強制的に加入することになるのだから、任意保険はいらないのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれません。
自賠責保険は、法律で加入が義務づけられた「被害者救済のための最低限の対人補償」です。つまり、交通事故で相手(被害者)を死傷させた場合に限って補償し、物損(相手の車や建物など)や運転者自身のケガ、自分の車の修理費は基本的に補償しません。
さらに、自賠責保険は対人でも支払限度額が固定で、傷害は被害者1人あたり上限120万円、死亡は上限3,000万円、後遺障害は等級により75万円~最大4,000万円(介護を要する場合など)と上限が決まっています。
しかし実際の事故では、治療の長期化・休業損害・逸失利益・慰謝料・高額賠償などで、自賠責保険の上限を超える可能性があります。
加えて、日常で起きやすい物損事故(追突で相手車を壊した、ガードレールを壊した等)は、自賠責保険がそもそも対象外のため、相手への修理費賠償は任意保険(対物賠償)がないと自己負担になり得ます。
このように、自賠責保険は“土台”として重要ですが、現実の事故の費用や賠償リスクをカバーしきれないため、不足分や物損・自分側の損害まで広く備えるのが任意保険、という役割分担になります。
| 比較項目 | 自賠責保険(強制保険) | 自動車保険(任意) |
|---|---|---|
| 加入 | 法律で加入が義務 | 加入は任意 |
| 目的・位置づけ | 交通事故被害者の最低限の救済 | 自賠責保険で足りない部分や、物損・自分側の損害まで幅広く補償 |
| 補償の中心 | 対人賠償のみ(人身事故に限定) | 対人賠償・対物賠償・人身傷害・車両などを組み合わせ |
| 物損(相手の車・建物等) | 対象外 | 対物賠償で補償可能 |
| 運転者自身のケガ | 対象外 | 人身傷害保険等で補償(過失相殺で減額せずに受け取れる仕組みの説明あり) |
| 同乗者のケガ | 原則「他人」が対象/制度上は対人補償として整理 | 人身傷害などで補償範囲を設計可能 |
| 自分の車の修理(車両損害) | 対象外 | 車両保険で補償可能 |
| 支払限度額 | 対人に上限:傷害120万円/死亡3,000万円/後遺障害75万~4,000万円 | 契約で設定(対人・対物は無制限まで可) |
自動車保険を選ぶ4つのポイント
対人・対物は無制限に
自賠責保険は対人損害のみで補償範囲や金額に限度があるため、任意保険では対人賠償・対物賠償を組み合わせて備える形になります。この対人・対物賠償は「どこまで払えるか」が論点になりやすく、損害賠償額が高額化することを前提に、対人賠償・対物賠償の保険金額は「無制限」に設定するのが基本と考えておきましょう。
人身傷害補償
人身傷害補償は「自分と同乗者のケガ」への備えです。相手がいる事故の場合は、基本的には相手方から賠償金が支払われますが、人身傷害補償では自分に事故の過失があったとしても損害額の全額を受け取ることができますし、示談交渉が長引いたとしても先に保険金を受け取ることができます。
保険金額の設定については、主に運転するドライバーの年齢や収入、家族構成などから決めるのが一般的です。
車両保険はくるまの価値と駐車環境で判断
車両保険は、自分の車が偶然な事故で損害を受けた場合に保険金が支払われるもので、一般的な車両保険と、補償範囲を限定して保険料を抑えたタイプがあります。車両保険を付帯するか否かについては、車が損傷したときに「自腹で直す、買い替える」ことが車両価格や修理費用から考えて現実的か、車の置き方・使い方から見て「当て逃げや飛来物」などの事故が起きやすいか、などを基準にして判断しましょう。
特約は「補償の重複」に注意
特約の補償には、個人賠償責任特約のように「自動車保険と火災保険」といった異なる保険種類の間で重複が発生する場合もありますし、弁護士費用特約のように車を2台所有していて自動車保険も2契約ある、という場合にも重複するケースがあります。
必要以上に保険料の払いすぎになってしまうことがありますので、補償の重複が発生しないか申し込み前に特約について確認しておくことが大切です。
見直しのタイミング
「人」が変わったとき
運転する方が変わったら見直すタイミングです。配偶者やお子さまが免許取得した、同居/別居になった。また、主に運転する人が変わった場合は、運転者限定・年齢条件・補償対象(本人/配偶者/家族)と等級の引継ぎが可能かどうか確認しましょう。
「目的」が変わったとき
車の使い方(使用目的)が変化したら補償も調整が必要です。通勤に使うようになった、業務に利用することになった場合は、事故リスクが変わります。使用目的は通知項目に該当しますので、変わった場合は忘れずに申告しましょう。
「くるま」が変わったとき
車を買い替えた・増車した・装備を追加したときも見直しのタイミングです。車両価格や修理費に合わせて車両保険の要否、免責金額、付随品補償、全損時の補償額(新車特約等)を再検討しましょう。
東芝ザ・用心坊のメリット
東芝グループの従業員と退職者の方は、団体扱自動車保険である東芝ザ・用心坊に加入することができます。用心坊自動車保険は特別な大口団体扱割引だけでなく、事故も故障も専用ダイヤルで受付、専属事故対応スタッフ・東芝チームが事故対応もしっかりサポートしますので、いざというときも安心です。
自動車保険をお探しの際はぜひ東芝ザ・用心坊をご検討ください。